毎年晩秋に被災地に通っていますと、なんとなく情が通ってきます。でも現地はいまだかさ上げ工事はまだ完了していません。復興住宅の建設が始まっているエリアもありましたが、街全体から見るとまだほんの一部。町全体の光景は、一年前と殆ど変わっていませんでした。
山田病院まで運んでもらったタクシーの運ちゃんは元漁師さんでした。震災で船を流されて船を降りオカに上がったそうです。漁師町ですが、船を降りた漁師さんが多くいるということは、今後を暗くします。
ちなみに画像1は、上に太陽光パネルがのっている県立山田病院。市街地から離れた山間部で仮設での診療が続いていましたが、かさ上げ地にこの夏ようやく完成。入院も復活し、診察待ちの患者さんが溢れていました。
山田高校隣に造られた仮設住宅(画像2)にはまだまだ多くの方が暮らしていますが、画像3は役場から見た5年8ヶ月の光景。一年前とほとんど変わらないような気がします。元通りになるまでまだ4,5年はかかるでしょうか?
帰りには道の駅やまだで定番のいりこなどの土産を買って、シメにわかめソフトをいただきました。これがなかなか美味しいのです。
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