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2016年12月01日10:42

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面白いデータだが、単純比較はできない


 記事の最後の方、この100年間の震度5以上の回数を数えているのだが、
 1995年の阪神淡路大震災で、震度計がなかったがために測定出来てない地域があった。
 物の壊れ方からして、明らかに震度5以上だと考えられても、


 「被災地ではない」


 とか、言われたこともある。


 そんなこともあって、震度計は細かく設置されるようになった。

 これで、局所的な大きな揺れを拾うことができるようになったので、数字の大きな震度の回数は増えた。


 こんな理由があって、単純比較はできない。

 100年前から継続して震度計を置いている場所だけで数字を比較すれば、本当に増加したかどうかが分かるのだが、、、、、、、



 その分は差し引いでも、地震は増えているように思われる。

 地震がなぜ起こるのか、というメカニズムは解明されているわけでは無いから、何が地震を増加させたり、平穏な時期を作ったりするのかはよくわからないが、

 自然の様々な現象に周期性がある。 ということを考えれば、地震のような突発事象でも、長期的な統計上は周期性があるのかもしれない。 この辺は、地道なデータの蓄積が必要だろうが、測定機器のなかった時代の地震の規模をもう少し詳細に調べる手法が見つかるともっといろいろなことが分かるだろう。

 現状だと、断層のずれ、とか津波の到達場所、などでしか推測することができない過去の地震だが、誰かもっと面白い手法で過去の出来事を調べてみてほしい。


 天体観測なんかだと、中国での古い記録が、ハレー彗星が何度も観測されていた、ということが後になって分かったりした。


 古来、人間が天体観測を重視していたのは、天体の運行を詳しく知ることが暦を正確に作ることになり、いつ種をまけばよいか、いつ作物を収穫すればよいか、という生活上の問題に直結していたからである。
 同じように、気候や天候も多くの人が必要に迫られる形で調べていった歴史がある。


 地震や津波に関しては、伝承的なもの、は残っているが、本当にそんな記録しかないのか?

 例えば、潮位の変化、は漁業関係者にとって重要な事項だから、どこかの地域にそんな記録を詳しく調べたものがあるかもしれない。


 理由が分からなくても、きちんと記録を残す、という仕事は後世の人にとっては役に立つことは多い。 様々なデータを積み重ねる、という仕事も、それ自体が何か意味のあることだと思えないような事象でもやっておくことに意味がある。

 震度、という数値はその場所でどのぐらい揺れたか、を示しているに過ぎないから、どこで地震が起こったか、どの程度の規模の地震だったかを一つのデータから見ることはできない。


 熊本の地震で顕著だったのは、M5以下の地震でもかなり揺れている、という事象である。
 これは狭い地域に限定すれば、その地域に限定して大きな被害が出る、という地震もある、という意味で、

 過去にある町が壊滅したが、隣町は何ともなかった、、、、

 みたいなケースを紐解くカギになるだろう。

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■2016年の「震度5以上の地震」を振り返る 過去100年で2010年代が最多の155回
(日刊SPA! - 12月01日 09:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=4320259

 12月となり、いよいよ2016年も終盤にさしかかろうとしている。今年はどんな一年だったのか。ひとつのキーワードをもとに、今年起こった出来事を振り返る。今回は「震度5以上の地震」を振り返ってみる。

 11月22日には福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生し、東北から関東にかけての太平洋側などの各地で津波を観測してから1週間が経った。

 気象庁は、関東大震災が発生した1923年から現在にいたるまで、「震度データベース」として震度1以上を観測した地震をまとめている。ちなみに「震度7」という階級は、1949年1月の「地震観測法」改正により新たに設けられたものだが、初めて適用されたのは1995年の阪神・淡路大震災だ。2016年に起きた地震のうち、「震度5以上」の地震を以下にまとめている。

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【発生日時 震央地名 マグニチュード 最大震度】

1月11日 15時26分 青森県三八上北 M4.6 5弱
1月14日 12時25分 浦河沖(北海道) M6.7 5弱

4月14日 21時26分 熊本県熊本 M6.5 7
4月14日 22時07分 熊本県熊本 M5.8 6弱
4月14日 22時38分 熊本県熊本 M5.0 5弱
4月14日 23時43分 熊本県熊本 M5.1 5弱
4月15日 00時03分 熊本県熊本 M6.4 6強
4月15日 00時06分 熊本県熊本 M5.0 5強
4月15日 01時53分 熊本県熊本 M4.8 5弱
4月16日 01時25分 熊本県熊本 M7.3 7
4月16日 01時44分 熊本県熊本 M5.4 5弱
4月16日 01時45分 熊本県熊本 M5.9 6弱
4月16日 03時03分 熊本県阿蘇 M5.9 5強
4月16日 03時09分 熊本県阿蘇 M4.2 5弱
4月16日 03時55分 熊本県阿蘇 M5.8 6強
4月16日 07時11分 大分県中部 M5.4 5弱
4月16日 07時23分 熊本県熊本 M4.8 5弱
4月16日 09時48分 熊本県熊本 M5.4 6弱
4月16日 09時50分 熊本県熊本 M4.5 5弱
4月16日 16時02分 熊本県熊本 M5.4 5弱
4月18日 20時41分 熊本県阿蘇 M5.8 5強
4月19日 17時52分 熊本県熊本 M5.5 5強
4月19日 20時47分 熊本県熊本 M5.0 5弱
4月29日 15時09分 大分県中部 M4.5 5強

5月16日 21時23分 茨城県南部 M5.5 5弱
6月12日 22時08分 熊本県熊本 M4.3 5弱
6月16日 14時21分 内浦湾(北海道) M5.3 6弱
7月27日 23時47分 茨城県北部 M5.4 5弱
8月31日 19時46分 熊本県熊本 M5.2 5弱
9月26日 14時19分 沖縄本島近海 M5.6 5弱
10月21日 14時07分 鳥取県中部 M6.6 6弱

11月22日 05時59分 福島県沖 M7.4 5弱

※気象庁の震源データをもとに算出(太字はM7、もしくは震度7以上)
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 2016年の「震度5以上の地震」は32回。本州での地震こそ少なかったものの、北は北海道から南は沖縄まで、震度5以上の地震はいつどこで起きてもおかしくないのが現状だ。ちなみに「震度5以上の地震」に限定すると、2015年は10回、2014年は9回、2013年は12回、2012年は16回、東日本大震災が発生した2011年は71回。2011年は3月9日に三陸沖で震度5弱の地震が発生する以前にはなく、3月11日に三陸沖で震度7の地震が起きて以降、大規模な余震が続いていた。

 今年の4月14日午後9時26分頃には、熊本県で震度7の激しい揺れを観測する地震があった。同県益城町では震度7を観測。震度5強を観測した熊本市中央区の熊本城では、国の重要文化財の長塀が数十メートルにわたって倒壊した。

 そして11月22日には福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生。仙台港で東日本大震災以降最大となる1メートル40センチの津波を観測するなど、東北と関東の太平洋沿岸や伊豆諸島の各地で津波を観測し、気象庁は一時、福島県と宮城県の沿岸に津波警報を発表した。また、震度5弱の強い揺れは茨城県、栃木県でも観測しました。気象庁によると、福島県沖では地震活動は今も続いていて、1週間後の11月29日午前5時までに震度1以上の揺れを観測する地震が183回発生しているという。

 実際に調べてみると、人間の活動に被害を及ぼしうる「震度5以上」の地震は、1990年代以降に急増している。なお、2000年代から地震が急増している理由として、2000年にはインドネシアでスマトラ島沖地震、日本では鳥取県西部地震が発生し、2004年には新潟県中越地震が発生したことが一因とも考えられる。100年のスパンで見れば、ここ最近の巨大地震が急増していることは明らかだ。

<1920年代から2010年代の日本及びその周辺の震度5以上の地震回数>

1920年代:53回
1930年代:42回
1940年代:15回
1950年代:4回
1960年代:37回
1970年代:16回
1980年代:20回
1990年代:45回(うち震度7が1回)
2000年代:129回(うち震度7が1回)
2010年代:155回(うち震度7が3回)

※気象庁の震源データをもとに算出

 10年単位で「震度5以上」の地震回数を比較すると、2000〜2010年代にかけてじわじわと大規模な地震の回数が統計的に見ても増えていることがわかる。

 最近では、測量工学の世界的権威で東京大名誉教授の村井俊治氏が立ち上げた民間会社JESEA(地震科学探査機構)による「MEGA地震予測」が注目を浴びている。衛星データを駆使して地殻の異常変動を観測、巨大地震を予測するというもので、11月22日にM7.4で震度5弱、24日に震度4の地震があった福島県を警戒地域に指定、10月21日に震度6弱を記録した鳥取地震も予測していたのだ。JESEAは分析結果を警戒レベルは1〜5に分類し、有料会員(月額216円)にメールマガジンで警戒すべき地域を知らせている。現在、最上級の「レベル5」に指定されているのは南関東で、西日本では四国も「レベル4」と指定されている。年末年始にかけて、注意しておいても損ではないだろう。

<取材・文/北村篤裕>
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