【天命を知ろう】

〜　一本の道を　〜



木や草と人間と

どこがちがうだろうか

みんな同じなのだ

いっしょうけんめいに

生きようとしているのをみると

ときには彼等が

人間よりも偉いとさえ思われる

かれらはときがくれば

花を咲かせ

実をみのらせ

自分を完成させる

それにくらべて人間は

何一つしないで終るものもいる

木に学べ

草に習えと

わたしはじぶんに言いきかせ

今日も一本の道を歩いて行く



坂村真民






自分を完成させる・・


ドキッとする言葉です





よくよく考えれば

この真民さんの詩のように

木や草花は　時が来れば　

花を咲かせ　実をみのらせます



これは　ごくごく当たり前なことですが

私たち人間は　普段何氣に見過ごして

いるような　そんな氣がします



時がくれば

花を咲かせ　実をみのらせる



私たち人間の一人ひとりは

このように　時がくれば

すべての人が　自分を完成することが

はたして出来ているのだろうか！？



そのようなことを

あらためて自問自答したいと思います





自分の道ってなんだろう？

自分の天命ってなんだろう？

自分の進むべき道ってどれだろう？

自分はいったい何がしたいのだろう？





時には立ち止まって

よく考えてみることも必要でしょう

とことん・・　これでもか！？

っと言うぐらいに

自分というものを　考えてみては

どうかと思います




『誰々さんがこう言ってた』

『あの本にこう書いてあった』

『○○のセミナーで・・』




それらを参考にするのはいいでしょう

とても必要なことだと思います



でもそれは　自分の人生ではないのです

他人の人生であり　他人の活き方なのです



自分流へのアレンジ

自分流の活き方

自分流の役割の果たし方



是非とも　『自分の道』を歩いて行きたい

そのように思うわけです





自分を完成させる




おそらくその時は

現世での天命を果たし

逝くときなのかも知れません