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2016年11月28日22:46

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モーツァルト作曲 オペラ「ドン・ジョヴァンニ」

日時 11月25日
会場 北とぴあ さくらホール (王子駅)
出演  指揮:寺神戸亮  演出:佐藤美晴
管弦楽・合唱:レ・ボレアード(オリジナル楽器使用)  
ドン・ジョヴァンニ:与那城敬、 レポレッロ:フルヴィオ・ベッティーニ、 ドンナ・アンナ:臼木あい、 ドン・オッターヴィオ:ルーファス・ミュラー、 ドンナ・エルヴィーラ:ロベルタ・マメリ、  マゼット:パク・ドンイル、  ツェルリーナ:ベツァベ・アース、 騎士長:畠山茂 (セミ・ステージ形式)

東海道線が上野駅まで行くようになって東京文化会館は近いホールになったが、東海道線が止まらない王子駅となると遠く、かえって大宮の方が近く感じられる。9月から11月にかけて何かと忙しく、王子まで出かけるのはやめるつもりでいた。

先日の小倉貴久子さんの演奏会に出演したミューラーさんがこのおぺにでるとのことで急にドン・ジョヴァンニが観たくなり急遽チケットを入手した。

これが大正解!!!ドンジョバンニを思う存分楽しむことができた。ドン・ジョヴァンニを歌った与那城敬がとても良い。張りのある美しい声に加えて背格好が良いので颯爽とした色事師ドン・ジョヴァンニになっていた。
このオペラのもう一人の重要な役のドンナ・エルヴィー役のロベルタ・マメリもなかなか良かった。演出の問題もあって貴婦人というよりはシャキシャキのキャリアウーマンといった風情になっていたがこれまた張りのある美しい声が魅力的だった。
他の歌手陣も気持ちの入った歌と演技で楽しませてくれた。ドンナ・アンナを歌った臼木あいの姿勢が良くないのでもったりして見えたのが美しい声だっただけに惜しまれる。

寺神戸亮の指揮も2013年の「フィガロの結婚」の時と同じように引き締まった上にチャーミングなモーツァルトに仕上げていていた。

演出についてはホールオペラ形式という制限があったとはいえ、意図が空回りして感じられる箇所が随所に見られた。2014年の「こうもり」でも同じように感じたのでそのようなタイプの演出家なのかもしれない。そうとはいえ歌とオケが良かったので大満足な日であった。

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