先日、買った、スイートプリキュア♪の小説を読みました。
この本、今。プリキュアマニアの間で話題騒然ですがw
大抵の事に動じないプリキュアクラスタがザワザワしてるという。
冒険してたなあ!
テレビから数年後、4人のプリキュアがそれぞれの進路に離れ離れになり。
孤独感を覚えた主人公・響が、ある日、周囲の人間の立ち振る舞いに違和感を覚えるが。
周囲からは「おかしくなったのは響の方だ」と言われ精神的に追い詰められてく。
まるで観念SFの様だ。
この小説で、響は、テレビシリーズで行ってきた事を「試される」んだよね、
スイートは、歴代の中でも、かなり、多くの敵が改心して味方になった「敵を赦すプリキュア」なんだけど。
「かつて敵だった者を、最後まで信じられるか?」という、テレビでは描けなかった所に踏み込む。
この小説で、追い詰められた響は、敵から寝返った仲間を疑いだすんだよね。
これは、ファンには、かなりショッキングな展開だったと思うよ。
このシリーズで出てるプリキュアの小説は、前のスマイルなんかもそうだけど。
小説でアクションやっても仕方ないからか、ひたすら精神的な攻撃の話になるよね。
スマイルはメンバー五人に均等にエピソォドが振り分けられてたけど。
スイートは、ひたすら響が追い詰められる展開だからエグい。
もうちょっと踏み込んで、「本当に狂ったのは、響か、周囲の世界か」くらいまで、読者がわからなくなる位のギミックまで見たかったかな。
良い点としては、アコとエレンが頼もしかった。
この2人は、テレビではどうしても「追加メンバー」というイメージがついて回ったからね。
まあ「プリキュアの小説」と聞いて、これを読んだらビックリすると思うよ。
そういう意味では、なかなか野心作ではないか。
ファンサービスの後日談みたいなのを期待するとビックリするけど。
ログインしてコメントを確認・投稿する