今日のコンサート＆さんまい

今日はＦＢ友人がご出演のJoint Concertを聴いてきました@東京建物八重洲ホール。

まずもって東京駅八重洲口のすぐ前にこんないいホールがあることに驚きました。ビルの地下ですが２フロアを使った天井の高い（この規模のホールとしては珍しい２階席があります）、ピアノや声楽、トリオくらいまでの演奏会にはちょうどいい空間です。

それぞれのレベルでピアノを学ばれている方々がその成果を発表されました。その中ではシベリウスの「樹の曲」第５曲「樅の樹」、ドビュッシーの「月の光」、ショパンの練習曲「黒鍵」「大洋」を弾いたお嬢さんの演奏が抜きん出て素晴らしかったです。特にシベリウスは初めて聴く曲でしたがシベリウスがこんなロマンティックで美しい曲を書いていたのかと驚くとともに素晴らしい演奏に感激したことでした。

また、眼と耳に障碍を持ち、手指にもリウマチの障碍があり、リハビリとしてピアノを学ばれている方が盲導犬と共にステージに立って演奏されました。障碍を感じさせない力強い打鍵で立派に２曲弾かれました。ご本人の努力にも感激しましたが、障碍をここまで乗り越えさせた音楽の力にも感動したことでした。

ＦＢ友人の声楽家の先生はブラームスの歌曲を５曲お歌いになりました。いずれも歌心に満ちた本寸法のリートで、ディクションもキチッとしてさすがの素晴らしい歌唱でした。

指導のピアノの先生はお仲間の先生と連弾でシューベルトの大作、４手のための幻想曲ヘ短調 D.940を演奏されました。流石にお師匠さんはレベルが違います。それにしてもシューベルトがこんなに激しくアパッショナートな音楽を書いていたとは。素晴らしい演奏と共に感激です。

シベリウスとシューベルトは素晴らしい曲だったので、早速音源を求めて終演後丸ノ内線に飛び乗り新宿三丁目へ、新宿ユニオンでキーシンとレヴァインのシューベルトと田部京子さんのシベリウスを仕入れてきました。ついでに店内で流していたテンシュテットのライヴ盤を「これください」で買ってしまいました。力強いベートーヴェンとブラームスです♪