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2016年11月20日22:51

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表ウラベスト交響曲第1〜9番

こんばんや。
先だってFB某グループの「なんでも5番」に続いて「ベスト交響曲第1〜9番」というスレにコメントしました。「なんでも5番」に続いて愛聴盤をひとつ。今回は「表9曲/ウラ9曲」でご紹介します。ご参考までに♪

【表】
1番:プロコフィエフ
アバド/ロンドン響
若武者アバドのデビュー盤。きびきびと若々しく爽やか。
カラヤン/ベルリン・フィル
こちらは芳醇で華麗。

2番:ボロディン
コンドラーシン/ロイヤル・コンセルトヘボウ
コンドラーシン渾身の名演。コンセルトヘボウからここまでロシア味を引き出すとは。
スヴェトラーノフ/ソビエト国立響
そのロシア味の塊。マエストーソの饗宴。

3番:シューマン
カラヤン/ベルリン・フィル
カラヤンのすべての録音中最高傑作。あふれる豊饒なロマン味。
サヴァリッシュ/シュターツカペレ・ドレスデン
ドレスデンの重厚なアンサンブルをサヴァリッシュが風通しよく捌いた佳演。

4番:ブラームス
バルビローリ/ヴィーン・フィル
抒情と熱情が調和した名演。秋の夜長のお供に最適。
ティーレマン/シュターツカペレ・ドレスデン
こちらは熱情を突き抜けたデモーニッシュな名演。

5番:チャイコフスキー
カラヤン/ベルリン・フィル(1971年盤)
シンフォニスト・カラヤンの凄さに圧倒される。
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1972年ライヴ)
ムラヴィンスキー円熟期の最高傑作。

6番:アッテルベリ
ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ響
近年ようやくディスカヴァーが始まったアッテルベリの本命盤。

7番:マーラー
テンシュテット/ロンドン・フィル(1993年ライヴ)
病後のテンシュテットの凄さ。狂気すら覚える戦慄のライヴ。
ギーレン/ベルリン・フィル
そのテンシュテットが病に倒れてキャンセルしたベルリン・フィル定期をギーレンが代演した凄まじいライヴ。

8番:ブルックナー
チェリビダッケ/ミュンヒェン・フィル(東京ライヴ)
5番と並ぶ奇跡の東京ライヴ。
朝比奈隆/新日本フィル
朝比奈の数ある8番の録音の中でも屈指の傑作。一番気力が充実していると思います。

9番:ベートーヴェン
朝比奈隆/新日本フィル(1992年ライヴ)
小澤が急病でキャンセルした20周年記念公演を御大が代演したライヴ。気合が凄い。
佐渡裕/新日本フィル
日本人の日本人による日本人のための第9。

【ウラ】
1番:カリンニコフ
スヴェトラーノフ/ソビエト国立響
この曲を世界的にディスカヴァーさせた偉大な演奏。

2番:チャイコフスキー
ロストロポーヴィチ/ロンドン・フィル
ロストロポーヴィチの全集中最高傑作。ロシア味満点です。
オーマンディ/フィラデルフィア管
オーマンディ絶妙の語り口と歌心を堪能する一枚。

3番:オネゲル
セルジュ・ボド/チェコ・フィル
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1965年ライヴ)
この二つの名演が冷戦下の東側で生まれたということが奇跡。音楽の緊張感が違います。コーダのカタルシスが感動的。

4番:シューマン
カラヤン/ヴィーン・フィル(1987年ライヴ)
カラヤンが外面的だとか皮相だとか思っている人にぜひ一度聴いて欲しい。晩年のカラヤンが行き着いた境地が伝わるライヴ。
クーベリック/ベルリン・フィル
クーベリックの気合いと歌心がみなぎる。ベルリンの引き締まったアンサンブルも素晴らしい。

5番:プロコフィエフ
オーマンディ/フィラデルフィア管(コロンビア盤)
とにかくオーケストラが目茶苦茶上手い。それを自在に操るオーマンディの凄さ。
チェリビダッケ/シュトゥットガルト放響
チェリビダッケの本領は実はプロコフィエフなのだということがわかるシュトゥットガルト時代の傑作ライヴ。

6番:ブルックナー
クレンペラー/フィルハーモニア管
クレンペラーのブルックナー中最高傑作。フィルハーモニア管からドイツの音がする。
カラヤン/ベルリン・フィル
カラヤンのブルックナー全集で5番と並ぶ名演。カラヤンは実はこの曲が一番好きなブルックナーだったのかもしれないと思わせる。

7番:ショスタコーヴィチ
ペトレンコ/スコティッシュ・ナショナル管
ウラ読みがない純音楽的な美しく、そして力強い21世紀的なショスタコーヴィチ。
バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
冷戦真っ只中のニューヨークでイケイケ時代のレニーが成し遂げた名演。

8番:ベートーヴェン
ベーム/ヴィーン・フィル
ベームのベートーヴェン中「田園」に次ぐ傑作。ディヴェルティメントな躍動感が心地よいです。
クレンペラー/フィルハーモニア管
クレンペラーの「フモール」がにじみ出る愛すべき佳演。

9番:マーラー
カラヤン/ベルリン・フィル(1982年ライヴ)
カラヤンが「ドキュメント」の世界に足を踏み入れた白熱のライヴ。
テンシュテット/ロンドン・フィル
病前の録音だが、なんだか自分の最期を悟ったかのような壮絶な生と死の相剋。愛聴盤だが体調が悪い時は聴けない。
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