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2016年11月13日09:41

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ROCK PA装置 音量〜音質への転換 近藤等則氏に聞く

うちにあるステレオサウンド社 JBLの全てでJBLスピーカーをライブPAに使われていたトランペッター 近藤等則氏。

現在はJBLからおさらばして、ヨーロッパ製の写真のアレイ型スピーカーを使っている。

この理由はもしかしたら、最近のロックレジェンドの海外スーパースターのライブや、昨日の立川の映画館で自分感じたかつののJBLらアメリカシアター PAスピーカーシステムでは出ない音がEUアレイ型SPにあったのと同じだろうかと調べてみました。

レコーディングのモニターの世界からも大味のかつてのALTEC〜JBLにアメリカンホーンスピーカーは放擲されてジェネレックらEUメーカーが主流に変わったのもおそらく同じ理由です。

以下写真ともども近藤氏へのインタビューから抜粋引用です。
小屋の出来損ない装置をただ利用していた劣悪PA利用の佐野元春氏ら観客からカネ取るプロにこそどう演奏音質をリスナーに伝えられるかを意識してもらいたいですね。

インタビューアー:
なぜ備え付けのPAスピーカーを使用せず、RCF社のスピーカーを持ち込まれているのでしょうか?

近藤氏:
その前に、まず、サウンドシステムの変遷について話そう。
これまで、アメリカを軸とするロックに対応する音響機材の評価基準は、『音量』だった。スピーカー・メーカーは“ラウドに”再生する方向、音を大きく、効率良く鳴らす事に注力していた。

しかし近年、90年代以降、ヨーロッパのサウンドシステムが台頭し、アメリカ主導だった音響システムの有り方が変化して来た。『音量』ではなく、『音質』にプライオリティーがシフトして来た。

今までのロックを基準とした『音圧』を重視した音の捉え方から、もっとセンシティブで繊細な音楽の捉え方、いわばヨーロッパ的な、『音質』を重視する音の捉え方へ変わって来た。

私自身も、ここ最近はヨーロッパ製のマイクに始まって…

- DPAのマイクですね。
そう。そこからどんどんヨーロッパの製品を使用する機会が増えていった。

今回のライブで使用しているイタリアのRCF社のスピーカーもそう。とにかく『音量』よりも『音質』、純粋に音のクオリティーを重視する様になった。

例えば、肌着として、「木綿」と「絹」、身に付けた時にどちらの素材が気持ちいいか・・・それは、絶対に「絹」。素材の質が違う。それと同様に、これからは、音楽ももっと『質』を追求して行かなければならない。徹底して『音質』の追求をして行かないと。

それが観客/オーディエンスにとって一番気持ちの良い事だから。

『音量』だけでは気持ち良くはなれない。『音量』で得られる気持ち良さは、20世紀のロックの体験で既に終わってる。

現在の私は、ステージでは、より良い音で観客に伝える事が演奏者としての“使命”だと考えている。

インタビューアー:
- 今の近藤さんの機材のセレクトは、『音質』の良い機材を選ぶ、という点を重視されているのですね。

近藤氏
そう。演奏する機材もそうだし、再生環境もそう。
サウンドシステムに関しても、今回のRCFの様に、出来る限り“『音質』の良い”機器を使いたいと思っている。

以上 http://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/pr_kondo-toshinori-interview/より抜粋。
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