一昨日、生駒の宝山寺の近くの旅館「やまと」に泊まったのですが、他に誰も客がいなかったのと、高台から生駒市を見下ろす風景もなかなか美しく、いい感じで休めました。そして作、早く目が覚めたので、前の夕暮れにまわりきれなかった交野の星田妙見宮の周辺の神社やお寺、星の森を訪ねる予定を立てました。
八丁三所(星だ妙見宮・光林寺、星の森)は北斗七星の星が3つに分かれて落ちてきたとされるポイントであり、空海による仏眼仏母の修法と関連があるとされる史跡。七夕伝説は、星田妙見を織女に見立て、天田神社を牽牛に見立てた琴座のベガとわし座のあルタイルの地上への写しで、磐船神社を含めて二等辺三角形状に布置しています。
実は、アメニモマケズか書かれていた宮沢賢治の手帳には、賢治の遺言として、白鳥座を含む、こうした星々を岩手の山々に写そうとする試みが記されているのです。賢治は「経ヲ埋ムベキ山」のポイントに『法華経』を埋めてほしいと願ったのです。岩手山を白鳥座のデネブに比定されているのですが、この岩手山は、賢治のなかでは同時にカイラス山でもあるのです。
来年は、雪が溶けたら、ぜひとも岩手山に登ってみたいと考えています。
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