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2016年10月23日22:13

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今日の『真田丸』

今回、「江〜姫たちの戦国〜」でクローズアップされていた引き裂かれた茶々と江がほんのちょっとだけ描かれましたね。
このあと真ん中の初も登場することは分かっていますが、まだ出てこないようです。
初を演じるのはNHK「おかあさんといっしょ」の歌のおねえさんだったしょうこおねえさん。
でも、どんなに三人が出てきても、「江〜姫たちの戦国〜」のように浅井三姉妹が横一列に並ぶことはないんですよね、このドラマでは。

後藤又兵衛は「軍師官兵衛」で塚本高史さんが演じた又兵衛と違いすぎる。
塚本又兵衛はもっと垢抜けした二枚目で、ひょろっとしてた印象があります。
もっとも同じ人物でも「軍師官兵衛」の時と今回では、登場した時点での年齢が全然違うわけですが。
軍師官兵衛ではもっと若いころの又兵衛でしたものね。

さて、大坂城中でキリシタンの祈りをしきりに唱えていた宇喜多家元家臣の明石全登が、実は先々週の放送で久度村まで信繁を迎えに来た人だったって、最初は全然気づきませんでした。
全登は、このドラマでは「てるずみ」と読んでいましたが、「たけのり」と読むのだという説もあります。
なお、唱えていたのはキリスト教では最も重要な祈りとされている「主の祈り」で、「主祷文」ともいわれています。
これはキリスト教の数ある祈りの分の中でも、唯一イエス・キリストが直接「こう祈りなさい」と教えてくれた祈りということで、福音書に書かれています。(マタイ6章9〜13:ルカ11章2〜4)
ドラマではあの当時の訳を再現していますが、私が知っているのとはちょっと違いますね。
今回のドラマでは最初の部分がなく、次のように唱えていました。

 御代来たりたまえ
 天において御たあでのままなるごとく
 地においてもあらせたまえ
 我らが日々の御養いを今日与えたびたまえ
 我らより負いたる人々を許し申すごとく
 我ら負い奉ることを赦したまえ
 我らをでんたさんに放したまうことなかれ
 我らを凶悪よりのがしたまえ

実際今伝わっている戦国時代の訳は以下の通り:

 天にまします われらが御(おん)親
 御名(みな)を たっとまれたまえ
 御代、来たりたまえ
 天においておぼしめすままなるごとく
 地においてもあらせたまえ
 我らが日々(にちにち)の御(おん)やしないを
 今日(こんにち)われらに与えたまえ
 我ら、人にゆるし申すごとく
 我らがとがを、ゆるしたまえ
 我らをテンタサン(誘惑)にはなしたもうことなかれ
 われらを凶悪よりのがしたまえ

で、だいたい同じですが少し違いますね。
参考までに現代の文語訳と現行の口語訳を載せておいて今日はここまでといたします。

【文語訳】(カトリック教会)
 天にましますわれらの父よ
 願わくは御名の尊まれんことを
 御国の来たらんことを
 御旨〔みむね〕の天に行わるるごとく
 地にも行われんことを
 われらの日用の糧を
 今日〔こんにち〕われらに与え給え
 われらが人に赦す如く
 われらの罪を赦し給え
 われらを試みに引き給わざれ
 われらを悪より救い給え

【口語訳】(カトリック教会・日本聖公会共用)
 天におられるわたしたちの父よ、
 み名が聖〔せい〕とされますように。
 み国が来ますように。
 みこころが天に行われるとおり
 地にも行われますように。
 わたしたちの日ごとの糧を
 今日もお与えください。
 わたしたちの罪をおゆるしください。
 わたしたちも人をゆるします。
 わたしたちを誘惑におちいらせず、
 悪からお救いください。

「主の祈り」の詳しい解説はこちら↓にあります。
http://www.geocities.co.jp/john_rabitan/shinyaku.html

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