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2016年10月23日02:02

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"Ukraine43"ドイツ軍のセットアップ

 まずは、"Ukraine43"のユニットシートをご覧ください。

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 ソ連軍の戦車軍団の攻撃力は7、陣地攻撃時には半減して個別に切り上げなので4。
 親衛戦車軍団の攻撃力は8、陣地攻撃時には同じく4。
 自動車化狙撃兵軍団は6と3、親衛自動車化狙撃兵軍団は7と4、補助ユニットの戦車連隊は攻撃力が2か1なので、陣地攻撃時にはいずれも1になります。
 なお、狙撃兵師団は陣地攻撃についても攻撃力は変わらないので、いずれも額面の3のままです。

 ソ連軍のスタック制限はユニット2つと補助ユニット1つまでなので、機械化部隊のフルスタックの陣地攻撃力はほぼ9、狙撃部隊の場合は7になります。
 さらに、スタックの上限を戦車軍団2個と自動車化狙撃兵軍団1個と補助ユニット1つに引き上げる戦車軍のフルスタック時の陣地攻撃力は固有の戦闘力2も加算して15、狙撃兵師団3個と補充ユニット1つになる打撃軍(これの固有戦闘力も2)の場合は12になります。

 一方、ドイツ軍歩兵師団の防御力は7です。このゲームの地形効果は戦闘力に加算する方式でして、森林と高地は+2、陣地と街は+3、いずれも累積するので、陣地に拠ったドイツ軍歩兵師団のトータル防御力はだいたい10か12です。2ヘクスか3ヘクスから攻撃しても、立てられる戦力比はよくて2:1、悪くすると1.5:1になってしまいます。

 以前に調べたように、ソ連軍が息切れせず攻撃を続けるためには、自軍の損害をドイツ軍の2倍未満に抑えながら戦う必要がありますが、陣地攻撃においてこれを達成するには、親衛部隊がステップの半分以上を占める戦闘で3:1、そうでなければ4:1の比が必要になってきます。つまり、ここから各種のシフトを用いて、なんとかなるようにもっていかなければならないのですが、利用可能なシフトは航空支援が4つ、親衛砲兵が4つ、砲兵が5つ、攻城工兵が2つ、合計で15しかありません。
 それほど多くの攻撃ができるわけではないということを、ご理解いただけるかと思います。

 しかも、この15シフトは第1ターンのみの大盤振る舞いでして、航空支援の4は中盤から終盤にかけて天候が悪化して稼働率が悪くなるまで変わらないのはいいとして、親衛砲兵は使うと予備に戻ってしまい、機械化部隊の補充ポイントを消費しないと盤上に復帰してきませんが、そんな余裕はありません。
 砲兵も使うと裏返されてしまい、表へと復旧できるのは1ターンに2ユニットのみです。攻城工兵は戦闘につき2/3の確率で失われ(ジューコフが指揮を執れば自動で潰滅)、1非機械化補充ポイントで2つ再建できますが、そんなに都合よくまわせるとも思えず、1ターンにつき1シフトずつでも使えれば上々吉でしょう。つまり、2ターン目以降は、7シフトも使えれば僥倖といえます。

 陣地線を突破できていれば、それでも十分かもしれませんが、ドイツ軍もなんとか保持しようとするので、第4ターンぐらいまでは押し合いへし合いを演じることになります。しかも、ここでの両軍の損害如何でおそらくは後の展開もかなり左右されるので、助走期間のつもりで気楽に歩を進めるわけにもいきません。プレイヤーは冒頭からいきなりシビアな課題を突きつけられます。

 もっとも、ドイツ軍としてはここを乗り切れば、中盤にむけて展望が開けてくるので、やりすごしたり、殴り返したりしながら、なんとかしていかなくてはなりません。

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 北方から見ていきますが、第2軍については唯一の予備である緑色のハンガリー第1歩兵師団をマップ端の守備を補強するため、前線に出した方がいいと思います。だいたいこの部隊はSumiに後置されるケースが多いと思うのですが、そんな場所にいたところで別になにか役に立つわけでなし、端を抜かれると本当に面倒くさいので、これでいいんじゃないでしょうか。

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 それから、第1装甲軍との境界については漫然と上の画像のような守り方をしていたのですが、この手のゲームにありがちな、「近接させて守らせると、隣の部隊を攻撃して戦闘後前進した敵に背後へまわりこまれる」になっていました。

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 こうなってもすぐ横にいる装甲部隊が対応移動で隣ヘクスへくればヘクスサイドZOCボンドが切れて退却できるようにはなりますが、そもそもこんな状況に陥らない方がいいに決まっています。

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 ここでは上の画像のように3個の歩兵師団にスクラムを組ませることにしました。これなら、両サイドの部隊には1ヘクスからしか攻撃されないので比が立たないし、中央の部隊が攻撃されて退却しても、両サイドの部隊のヘクスサイドZOCボンドのために戦闘後前進は最初のヘクスで停止させられ、背後にまわられることはありません。この形は強力です。

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 膨大な戦力を誇るヴォロネジ方面軍の猛攻を真正面から受ける第4装甲軍は、「ヘックスのグレイン(柾目方向)と垂直にまっすぐな戦線をはると、両サイドが退却したときに包囲される」になっていました。

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 このパターンでは第1戦闘フェイズ中の戦闘解決の順番によって包囲され、そのまま攻撃も受けるので対応移動で救援することができません。

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 しかし、これについてはベルゴロド守備隊の退路を確保する部隊を第8軍側ではなく、第4装甲軍側に配置すれば、戦線の背後にZOCボンドが形成され、ここでも戦闘後前進は1ヘクスで停止させられるので、包囲網は完成しません。
 その点からしても、ベルゴロドの後ろに部隊を置くべきではあります。

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 一列ずらすと、また別の包囲パターンが存在します。相変わらず画像が大間違いで部隊が入れ代わったりしてるでやんすが、そこはご海容くだされい。あー。

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 これについては周辺の部隊でやりくりするわけにはいきません。

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 第4装甲軍の予備にしていた装甲師団を一つ戦線のすぐ後ろにおいて、こちらもZOCボンドで戦闘後前進を1ヘクスのみに押しとどめます。予備を削がれた形といえなくもありませんが、この位置でも予備として機能しないことはありません。

 第8軍と第1装甲軍については特に変更はありません。

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 第6軍については、ここでもマップ端のタガンログを占領されると、いろいろ面倒なので、精鋭2個師団を配置して守りを固めます。まったく比が立たないので、ソ連軍は攻めてこないでしょう。
 対するソ連軍の南方方面軍からすると、ここでは川越えや高地のせいで、微妙に2:1が立ちません。どうにかなるのが、ドネツ河越しの南西方面軍との協同が可能になる、担当正面の北端です。
 正直、ここは攻め落とされてもその後の進撃路が限定されるため、対処が容易でドイツ軍としては攻めさせたいぐらいのところですが、それなりの比が立つのもここぐらいという痛しかゆしなところでもあります。

 そろそろまとめ的なことを書かなくてはいけない段になって、やっぱり、ベルゴロドがあまり落ちない気がしてきたので困っています。ヴォロネジ方面軍の鉾先を向けられる第4装甲軍は過去のプレイでたびたびひどい目にあってきたのですが、きちんと守ればそんなにむごいことにはならない雰囲気も漂ってきました。
 むしろ、それだけにソ連軍としてはドイツ装甲軍団との殴り合いを避けるため、対処はされても第2軍にプレッシャーをかけて、その鋭鋒をそらすための算段をしないとつらいことになりそうです。

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