《使徒書の御言葉》その40「神さまは言葉にならないうめきをそのまま受け止めてくださいます」

《使徒書の御言葉》その40「神さまは言葉にならないうめきをそのまま受け止めてくださいます」

ローマの信徒への手紙8:26 同様に、“霊”も弱いわたしたちを助けてくださいます。わたしたちはどう祈るべきかを知りませんが、“霊”自らが、言葉に表せないうめきをもって執り成してくださるからです。8:27 人の心を見抜く方は、“霊”の思いが何であるかを知っておられます。“霊”は、神の御心に従って、聖なる者たちのために執り成してくださるからです。

※“霊”とは、わたしたちひとりひとりの心の中にお越しくださる、神さまのお心、と言うことができるでしょう。わたしたちの心の中に神さまのお心がお越しくださり、言葉にできないわたしたちの苦しみ、重荷、悲しみをわかってくださり、それを言葉にならないうめきのままで神さまにお伝えくださるのです。わたしたちの思いを神さまのお心が神さまご自身に伝えてくれる、とは奇妙な言い方に聞こえますが、言い変えれば、神さまがわたしたちの言葉にならない痛みを痛みのままで受け止めてくださるということではないでしょうか。

今週の祈り「神さま、うめくわたしたちを祈りへとお招きくださり、まことにありがとうございます。神さま、自分の行くべき場所を探しもとめている友がいます。どうぞ、あなたがお導きください。神さま、環境があたらしくなった友がいます。どうぞ、そこに早く慣れることができますように。お支えください。神さま、あなたはわたしという存在とわたしたちが生きるこの世界をお創りくださいました。どうぞ、そのあなたに委ねて歩みたいという祈りを強めてください。神さま、この世界に正義をみなぎらせてください。あなたがそのようにしてくださるとき、わたしたちは何をしたらよいのか、粘り強く考えさせてください。イエス・キリストとともにあなたを仰ぎつつ、このお祈りをおささげいたします。アーメン」