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2016年10月08日22:40

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懐かしい人なのに

  ブティック パーキンソン病 ブティック


大昔、私が女性の独身寮にいた頃
一緒の部屋になった先輩がいてね。
何も言わないから現状を何も知らなくてね。

ただ、突然
「10月中に あの頃のメンバーで会いたい。椿山荘で4人で泊れば安いから予約したいんだけど」と、連絡が来たの。

もうずっと年賀状のやりとりだけだった。
その後、「16日(日)〜17日(月)を取ったから」といわれた。

うちから目白台の椿山荘は近いし 
4時頃行って10時のチェックアウトで解散か。 
まあ、朝ご飯食べたら先に失礼しよう 
と思っていたんだけど

その後のメールで
「日曜のお昼集合で一緒に食事するから良いお店さがしておいて」
といわれて 
「えっ そんなにべったり長時間?」
と、いきなり気持ちの負担になりました。

しかも 泊る予定の日曜日は
河口湖から帰ってくる日で
午後3時半に 母をショートステイに迎えに行く予定あり。

泊った翌日の月曜日の私の予定は 

朝7時には にみりがうちに来て、
8時まで預かり、小学校に送りだしたら

大急ぎで仕事に2か所行って戻り、  
9時45分のデイサービスの車が来るまでに 
母が朝食を取ったか確認して 投薬、 
身支度させて車に乗せる・・・

ううむ・・・
時間の余裕がない・・

じゃあ 申し訳ないから 
それまでに一度ゆっくり会いに行って
つもる話をしておこう  
と、予定を聞いたら 先輩が

「週に3回 家に来てもらってリハビリしてるから その曜日はダメなのよ」

リハビリ?  
なんの?

と思いながら 都合を合わせて家に行ったら 
ピンポン押しても出てこない・・・

車を車庫にいれていた もう一人の先輩が
勝手にドアを開けてさっさと家に入った。

久しぶりに先輩に会うぞ!!

「中井ちゃん 久しぶり〜」
と 私を旧姓で呼んで
にこやかにキッチンに立っている先輩・・・

でも身体が変なふうに曲がってるのに驚き、 
部屋には 車椅子があるし 
手がなんだか曲がって使い辛そうだし
声もちょっと聞き取りにくかった

それでも かぼちゃのスープ とか 
スパゲティミートソースとか
手料理をふるまってくれた。

なんだか病気の事は聞けなくて 
思い出話で3人で数時間盛り上がって

帰り、車で駅まで送ってくれた 
もう一人の先輩に
「あの先輩は一体どうしたんですか?」
と聞いたら

「パーキンソン病なのよ。自分できづいて医者にかかって もう10年になる」 
との事。 
帰りの電車の中で検索・・・。

「寿命には関係ない」と出ていて一安心したけど
それは 周りに迷惑をかける割合が増えながら 
いつまでも 生きている という事。

先輩は ご主人と娘さんの3人暮らし

最初のお子さんは 「ぶどう児」とかなんとかいう
ふうになって ダメだったから 一人だけ。

その娘さんは 一度も誰とも付き合った事がなく
今 38歳で親と同居したまま との事。

これからの娘さんの負担を思うと 
大変だなあ、と気がめいる。
「介護離職」という言葉が浮かぶ。

先輩は頭の切れる人だったし 
今回も全然衰えてなかった。

頭がボケず、よくわかっている分  
自分の首から下が だんだんダメになって行くのは
辛いだろうな と思う

10年間 頑張ってきて
この秋、みんなとホテルで一泊しておく
という気持ちになったらしい

毎年の先輩からの年賀状でも 
病気には全く触れていなかったから
全然知らなかった。

気丈な人だ。
あの人らしい、と思った。

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