《使徒書の御言葉》その40「希望とは、証拠もない、目にも見えないお方を信頼して、お委ねすることです」

《使徒書の御言葉》その40「希望とは、証拠もない、目にも見えないお方を信頼して、お委ねすることです」

ローマの信徒への手紙8:24 わたしたちは、このような希望によって救われているのです。見えるものに対する希望は希望ではありません。現に見ているものをだれがなお望むでしょうか。8:25 わたしたちは、目に見えないものを望んでいるなら、忍耐して待ち望むのです。

※これだけお金があれば老後は大丈夫だ。いつもこれだけ良い点数を取っていれば合格は間違いない。このことについてはこれこれこうすればきっとこうなる。どの宗教を信じれば幸せになる。こんなことが起こった。これが神さまがいることの証明だ。これがこの宗教の正しい証拠だ。わたしたちはこのように考えてしまいます。すべて目に見えるものに頼ってしまっています。しかし、目に見えないもの、証拠も証明もないもの、けれども、根本の支えであるお方にお委ねすること、「これこれだからこうなる」ではなく「目に見える証拠はないし、どうなるかもわからないけれども、神さまがどうにかしてくださる」と信じること、それを希望と呼びます。

今週の祈り「神さま、祈りへとお導きくださり、まことにありがとうございます。神さま、高齢の方々や家族を、どうぞ、お支えください。日々、ゆたかに過ごすことができますように。神さま、心や体に大きな苦しみを抱えている方々を、どうぞ、お救いください。あなたの平安と慰めで満たしてください。神さま、家庭や職場に悩みのある方々を、どうぞ、お守りください。難しい問題がすこしでも改善され、すこしでも安心することができますように。神さま、この国に、この世界に、あなたの正義と平和が世にみなぎりますように。人びとが暴力によって苦しむことがなくなりますように。そのためにわたしたちをおもちいください。イエス・キリストとともにあなたを仰ぎつつ、このお祈りをおささげいたします。アーメン」