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2016年09月27日17:22

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ガラスの仮面の舞台は、一路真輝の月影先生がインパクト強すぎ

祝日の木曜は東銀座へ。
この日は歌舞伎座でなく演舞場へ。
会場周辺は結構ごった替えしており、女子率が圧倒的に高かった。
見ると祝日だからか学校引率のJKの集団までいた。
どこの学校だろう。
11時半開演ということでのこのこと11時前後に出向いたら
すでに弁当屋は軒並み売り切れであった。
なんか「ガラスの仮面」弁当というものだけ人気がなく売れ残っており
しようもなくそれを買って中へ。

ちなみにロビーには紫の花が送られてきていたが、この意味は原作を知らないワシにとって芝居観るまでわからなかったわ。


ガラスの仮面〜惹かれあう魂〜 @ 新橋演舞場

一昨年に青山劇場で上演したときと同じキャスティングでの「ガラスの仮面」の再演。
昨年のワンピース歌舞伎同様に原作一回も読まずのノーガード戦法で参戦してきました。
それでも十分楽しめ、むしろ先入観なかったのが良かったのかもしれない。

原作はあまりにも長大すぎるので、すこしダイジェスト的な話の進め方や、妙に説明ゼリフが気にはなったが、軸となるのは劇中劇「ふたりの王女」にマヤが参加し、亜弓との対決があり、そこから伝説の舞台「紅天女」の候補となるところまでを描き、サイドストーリーとして紫のバラのひとである速水真澄との関係もあり十分な説得力のある舞台だった。

特に主要三役の貫地谷しほり、マイコ、一路真輝が実のある芝居をしていて、決して原作負けはしていないのでは・・・と思う。
貫地谷はNHKの朝ドラ「ちりとてちん」のビー子役を彷彿させるドジっぷりと、舞台の上でのキリっとした姿をうまく演じ分けていてすごくいい。
とくにオーディション・シーンではマヤの天才ぶりを感じさせるものがそこにはあった。
ただし劇中劇「ふたりの王女」での対決では、どう見てもマイコ演じる亜弓演じるオリゲルトのほうが上手いぞ・・・と思えましたわ。

でもこの舞台、圧倒的な存在感を感じさせたのは月影先生役の一路真輝で、月影先生の過去の話、「紅天女」の一部の試演もあり、ともすればこの話の主人公は月影先生?とすら思えるものでした。
ちなみに一路さんの舞台を観るのはヅカの退団公演「エリザーベト」以来でものすごくひさびさでした。

ただこの舞台やたらと客席のほうに向かって心情を吐露する場面が多く大時代がかった新劇のようにすら思える演出で、みんなヘッドマイクつけているので声が届かないわけないので、あの演出は変に時代がかっているなぁ・・・とすら思えた。
そもそも大舞台でマイク使っていること自体肺活量がすくなく稽古不足である証拠。
みんな劇団月影で一から出直せ・・・と思える部分もあったかな。




原作:美 内 す ず え

脚本・演出 :G 2


北島マヤ:貫 地 谷 し ほ り
姫川亜弓:マ イ コ
桜小路優:浜 中 文 一
速水真澄:小 西 遼 生
水城冴子:東 風 万 智 子
月影千草:一 路 真 輝

それにつけても全49巻、大人買いしようかな・・・・
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