mixiユーザー(id:18013379)

2016年09月25日18:29

242 view

泥と一緒になっているのだろうが、、、


 セシウムがどんな化学形態になっているか、微妙にわからないので何とも言えないが、

 泥と一緒に湖底にたまっているものは、確かにその上の水が遮蔽材として働くので、そのままで即危険、とはならないだろう。

 とはいえ、アルカリ金属は元々水には溶けやすい。

 湖底の泥は、それを餌としている魚に食べられる可能性がある。

 などの問題点は容易に想像できる。


 淡水魚の汚染がなかなか低減しないのは、このあたりに大きな原因があるだろうし、それを餌としている生態系にも当然影響はあるはず。

 息の長い調査が必要な分野だと思うが、魚を食べる、ザリガニとか鳥とか、そんな生物のサンプリングがどこまでできるのかは結構難しいように感じる。

 動物や鳥は移動してしまうので、定住しているものと、移動性のあるもので随分違う結果も出そう。

 少し古いが、日本語で記述されている文献。

https://www.env.go.jp/policy/kenkyu/suishin/kadai/syuryo_report/h25/pdf/5ZB-1201.pdf


 湖底の泥、プランクトンそして魚への循環についての記述がある。
 プランクトンの活動には、水の流れが関与するので、当然だがいつも同じであるわけではない、という調査結果が得られていて、季節変動や、台風などによる湖底の攪拌の影響などが述べられている。

 いぞれにせよ、今後の推移は新しい調査結果や研究の結果を待たなければならないものだが、ダムの放流などで下流に流れ出す危険性は考えるべきだろうと思う。
 そうした想定が、現状では甘い、と感じるし、もしその汚染が下流域の農地に広がったりすると、また耕作不可能な土地ができてしまうことになる。

 どこかの段階で、一度ダム湖を干上がらせて、汚染土を別の場所に移動させる時期が必要になるだろうが、おそらくそんな予算は簡単にはつかないだろうし、また汚染土を何処で保管するかは大もめになるだろう。


 前途多難な課題になった。

 ---------------------------------


福島 ダム底に高濃度セシウム
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4209448

 ◇10カ所で8000ベクレル超

 東京電力福島第1原発周辺の飲料用や農業用の大規模ダムの底に、森林から川を伝って流入した放射性セシウムが濃縮され、高濃度でたまり続けていることが環境省の調査で分かった。50キロ圏内の10カ所のダムで指定廃棄物となる基準(1キロ当たり8000ベクレル超)を超えている。ダムの水の放射線量は人の健康に影響を与えるレベルではないとして、同省は除染せずに監視を続ける方針だが、専門家は「将来のリスクに備えて対策を検討すべきだ」と指摘する。

 ◇貯水線量、飲料基準下回る

 同省は原発事故半年後の2011年9月、除染されない森林からの放射性物質の移動を把握するためダムや下流の河川などのモニタリング調査を開始。岩手から東京までの9都県のダム73カ所で1カ所ずつ数カ月に1回程度、観測している。

 このうち底土表層濃度の11〜15年度の平均値が指定廃棄物の基準を超えるダムは、いずれも福島県内の10カ所で、高い順に岩部(がんべ)ダム(飯舘村)1キロ当たり6万4439ベクレル▽横川ダム(南相馬市)同2万7533ベクレル▽真野ダム(飯舘村)同2万6859ベクレル−−など。ただ、表層の水は各ダムとも1リットル当たり1〜2ベクレルで、飲料水基準の同10ベクレルを下回る。

 同省の調査ではダム底に堆積(たいせき)したセシウム総量は不明だが、10ダムのうち福島県浪江町の農業用「大柿ダム」で、農林水産省東北農政局が13年12月、総量を独自調査。ダム底の110カ所から抜き取った堆積土の数値をもとに10メートル四方ごとの堆積量を試算。セシウム134と137の総量は推定値で約8兆ベクレルになった。

 国立環境研究所(茨城県つくば市)は近く、複数のダムで本格調査に乗り出す。環境省は「ダムに閉じ込めておくのが現時点の最善策。しゅんせつすれば巻き上がって下流を汚染する恐れがある」としている。【田原翔一、栗田慎一】
4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する