ハハと食事に出かけた帰り道、二人でてくてく歩いていたときのことだ。
歩行器を使う前は、ハハと並んで歩調を合わせてゆっくりと歩いていたのだが、歩行器を使うようになってからは他の人の邪魔にもなるので横並びに歩くわけにはいかず、縦長に歩く。
そうすると、いくらゆっくり歩いても歩行器のハハよりも早くなってしまう。
気がついたらハハは5メートルくらい後ろを歩いている・・ということになる。
ハハを認めた後はしばらくその場所に立ち止まってハハが追いつくのを待ち、ハハが追いついてきたらワタシもまた歩き始める。
そんなことを家に着くまで繰り返す。
曲がり角を曲がったときや、道路を渡る手前ではワタシは立ち止まりハハが追いつくのを待つ。
近づいてきたらまた進む。
「誰か、おんなじようなことしてたな・・・」と思った瞬間、それがクーちゃんであることに気がついた。
* * * * *
3人で散歩に行くときは、ワタシ&クーちゃん vs ハハと二手に分かれて歩く。
そのときはクーちゃんが「オバチャンを気にする役」なのだ(笑)。
立ち止まるポイントまで同じで笑ってしまった。
これは、ワタシがしてることをクーちゃんが真似ているのか、クーちゃんのしてることをワタシが真似ているのか・・・どっちがボスかを考える貴重な資料である。
とても大事なことのような気もするが、クーちゃんが気分よくオバチャンの介護をしてくれるのならどっちでもいいような気もしているのである。
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