引用しているニュースの事件は実にくだらないものであるが、
このところ、毎日のように殺人事件のニュースが入ったり、
立てこもり事件が起きたりする。
一つ事件が起こると、日常から同じようなことを考えている人が連鎖的に動いてしまう。
ということは当然あるのだろうが、
なにか歯止めの効かない社会? になっているように感じる。
特に、殺人でも、死体の処理、が残酷な方法であったりとか、
殺人に至るような事象ではないだろう、というところからの事件の発展など、
この国はどうなっちゃてるの? と思う日々が続く。
個々の事件は、独立して考えれば何の関連性もないのだろうが、
もし、集団心理として 「連鎖的に起こる」 ということならば、
事件の起こる頻度は次第に増加して、
私たちの身近なところに影を落としてくる可能背もあるだろう。
人の命は一度失えば取り返しがつかない。
かなり当たり前のことなのだが、
人の生活に近い所で、今一度確認する事項だろうと思う。
ネットワーク上での無責任な発言だと言ってしまえばそうだが、
こんな犯人は 「死刑になってほしい」 ということを耳にすることも多い。
それが何人もの人を殺めた犯人、とかならわからないでもないが、
せいぜい軽犯罪法ぐらいにしか問えないような犯行でも、そんな発言はあったりする。
なんだろうか、社会の中での人の行動そのものに、
「疑心暗鬼」
になるような背景があるのかも知れない。
大きく指摘できる点があるなら、
東日本大震災の結果、広大な地域が社会的にも経済的にも十分に立ち直れないままであると言える。
東京五輪の誘致は、少しでも国内の経済に良い影響を、との考えが先行したのだろうが、国立競技場の新設に関する不正や、エンブレムをめぐる顛末、はたまた一見関係ないような築地市場の移転問題でもほころびがある。
天災で失った損失は、純粋にロストしたものであって、それで誰かが得をしたりはしていない。
これは会社が破たんするようなケースとはちょっと違う。
全部が全部ではないが、会社が破たんするときには、その利益の一部は同業他社に流れるものだし、あるいは競争の結果によるものであったりもする。
これは、倒産した会社は効率が悪かったり、何らかの経営の失敗が起因したり、ということであろうが、生産性の悪い企業が倒産して、生産性の良い企業が生き残る、市場原理は結果的に将来に生み出す富を大きくすることになる。
しかし、地震と津波による単純な破壊、は他に利益が移るようなものではない。
その損失を取り戻そうとするなら、人はより一層仕事に励む、ということになるだろう。
ところが、元々、限界に近い環境で社会が推移しているなら、
一人一人に掛かる負荷が増えれば、
道を外れてしまうものもいておかしくない。
パトカーを盗んでどうなるものでもなかろうが、
彼にそうさせる 「何か」 があったのだろう。
その部分に目をつぶらずに、
こんな犯罪でも、起こるよりは起こらない方が良いのである。
正しく事象を見つめ、物事を精査すれば、
問題の根本的解決が見えてくるかもしれない。
お金、印刷して、みんなに配るとか、全然根本的解決ではない。
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■パトカー盗んで40キロ逃走した疑い 岡山県警、男逮捕
(朝日新聞デジタル - 09月15日 20:29)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4195494
岡山県警は15日、ミニパトカーを盗んで逃走したとして、自称香川県綾川町在住で無職の穴吹和彦容疑者(58)を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。「むしゃくしゃして腹が立ってパトカーを盗んで逃げた」と容疑を認めているという。
県警によると、午後3時26分ごろ、穴吹容疑者と思われる男から「交通事故でもめている」と110番通報があった。同県吉備中央町内の商店の駐車場に岡山北署のミニパトカーが急行。署員が事情を聴いていたところ、穴吹容疑者は鍵がついたままのミニパトカーに乗り込み、走り去ったという。
穴吹容疑者は賀陽インターチェンジから岡山自動車道に入り、約25分間計約40キロにわたって、赤色灯をつけたまま逃走。署員らが別のパトカー数台で追跡し、同県総社市の総社インターチェンジ付近でパンクをして止まっていたミニパトカーの中にいた穴吹容疑者を窃盗容疑で現行犯逮捕したという。(村上友里)
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