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2016年09月15日16:27

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ご不幸ウラ話・・・暗闇でドッキリ<その4>

エチュードのような稽古は、
4人の気持ちがちょっとズレると、
なかなか進まなくなってしまう・・・。

というのも当たり前なんですね。


普通、台詞というものは、
無駄がないように書かれています。

無駄のようなセリフも、
ちゃんと計算されて書かれている。

それを即興でやろうというのですから、
そりゃ、迷走もするんですよね。


計算された決まった台詞を言うのでも、
ときにはダレたりすることもあるのに、

無駄だらけの即興台詞でダレないように、
お客様が飽きないように続けるって、

やっぱり時によって、
出来不出来が出てきちゃうんです。


なので、本番では、
エチュード部分もかなり残しつつ、

ダレそうなところは、
自然発生的に、ほぼ決まっていきました。
(そりゃ、こわいものねあせあせ(飛び散る汗)


でもね、この方法のすごい点は、

変な間ができてしまったり、
何らかのトラブルがあっても、

 <ぜんぜん問題なく進んでいける>

ことなんです。


普通、変な間ができたり、トラブったりすると、

それを、どうやってフォローするか、
役者同士で瞬時に、
コンピューター並にアタマを働かせます。

決まった台詞を生かそうとする、
役者の習性がありますから、
そこに何とか戻ろうとするわけです。


でも、この方法なら、元々決まっていないから、
いくらでも対処できる。

台本の何行目に戻さねば!
みたいなのがない。

アタマを働かせなくても、
その役の自分がいれば、何も怖くないんです。

もちろん、それなりの実力がある人たちだから、
それが可能だったわけですが、
これは、想定外のうれしい副産物でした。



   が!

 ひとつ、大きな問題が・・・。


 ・・・代役がきかないんです。


覚えるべき台本が、あってなきが如き、だから、
急に代役で入るワケにいかないんです。

だから私が休んだときには、
ずっと前半の4人のシーンを繰り返したとか。

今さらだけど・・・すまぬっm(_ _)m


   <つづく>
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