9.11に想うこと。

あの、壮大な茶番から15年。
あれから我々人類は、日本人は、何を得て、何を失ったのか。


客観的に見て、得たものが全く思い付かない。
敢えて言うなら、負の遺産だけはたっぷりと増えまくっているけれど。

失ったものは数知れない。
いちいち列挙するのも馬鹿馬鹿しいものばかりだ。



最近、縁あって、志の高い仲間といろいろな企画をスタートさせている。
保育や健康、介護など、それぞれの専門知識を活かして未来の為にできることをしようという、尊敬できる仲間たちだ。

しかし、その彼らでさえ尚、今我々がとんでもない事態に直面していることを認識していない。
いや、俺が繰り返し説明しても、何処かまだ他人事に捉えているような有り様なのだ。
基本的人権さえ危機に瀕しているといくら説明しても、だ。
健康も、子供たちの未来も。
その根本、土台から根こそぎひっくり返されているというのに。

正直言って、歯痒い。
彼らの目さえ覚まさせることが出来ない自分の力量不足を、ただひたすらに恥じている。
まして、多くの「善良な国民」の目を覚まさせるなど、夢物語に等しいのではないかとさえ思ってしまう。

でも、諦めるわけにはいかないし、そんなつもりも毛頭無い。
来世にツケ回してサヨウナラなんざ、まっぴら御免被りたいね。