夢殺法

半年ほど前、テレビのある番組で、「夢遊病者のように夢の中であちこち動き回るなんてことは医学的に有り得ない」と医者が断言していた　それを聞きながら『この医者、経験が足りないなぁ』と呆れ返った

今朝、今年３度目の＜夢の中での格闘技＞が発動した　８階建ての団地の屋上で私は拳銃を手にした殺し屋４人に追い詰められていた　逃げるには屋上から飛び降りるしかない　下を見ると団地の回りの芝生に等間隔で木が植えられていて、落ちるならそこしかない　そこで身体を回転させて銃撃を避けつつゴロゴロ転がると、隣りに寝ているカミサンのアゴに私のヒジが当たったらしく、ぎゃ〜という悲鳴　続いてカミサンの左足に衝撃があったらしく、２度目の悲鳴

つまり、夢の中での自分の行動が実世界での行動と一致してしまうことは、病気ではないかもしれないけれど、私にはよくあることなのだ　前回は私の回し蹴りがカミサンの腹に入った　その前は私の跳び蹴りが押入れの襖を直撃　うちの襖は紙製ではなくベニヤ製だったので穴は空かなかったが、脚が壊れた　それ以来夫婦の布団をできるだけ離して寝ているのだが、なにぶん寝ている時のことなので自分の力の制御ができないのが問題　なまじ若い頃格闘技を齧っていたり、力仕事に従事していたので体力には自信があり、なにか良い方法はないか、困っている