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2016年09月01日12:52

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世界で初めての自動車にはブレーキがついていなかった。


 開発するのが楽しくて、動いたらその後どうやって止めるか?
 それは考えないで先に進む。

 まあ、技術者とか研究者のレベルならそれでも良いのかもしれないが、 
 行政や政治家は、そのことまで考えるべきだろう。

 ライト兄弟が、初めて動力飛行に成功した時でも、
 浮いた状態が維持できるかどうか?
 は、大きなテーマだったので、
 滑走路に着陸する。 みたいな技術は後回しだったはず。

 とはいえ、飛行機は最初から軍事目的で開発が進んだので、着陸側の技術がすぐに追いついた。


 日本の原発は、建前が 「平和利用」

 原子力船 「むつ」 もそうだったが、原子炉が事故を起こしたのちは、各港で寄港への大反対運動。
 ちゃんと、船が戻れる港、を準備して出港すべきだった。


 原発も、ほぼ行き当たりばったりで建設が進んだ。
 放射性廃棄物の問題は、

 「未来の技術が解決してくれる。」

 という、まさに 「放置」 状態で出発。

 10万年とか、管理できるわけがない。

 せいぜい、50年がいいとこだろう。

 70メートル、という処分も、浅すぎる。と誰もが感じる深さではないだろうか?

 今では、地下鉄でさえ、そのぐらいの深さを走ったりするのである。
 安定な地盤がある場所なら、将来的にほかの使用目的も上がってくるだろう。


 人類の活動や、生命とはほぼ無関係と思える、何百メートルも深い場所ならともかく、
 火災や爆発で地表に広がったりしないのか? という、不安はある。

 爆発、そうテロリストが爆発物を持ってきて破壊する可能性は当然ある。

 それが、これから先、おそらく人類が絶滅するぐらいまで続くのだから、
 仮に爆発が起こっても、人の生活環境とは無関係な場所、が適地だが、
 日本にはそんな場所はない。

 とは、言っても、何らかの現実的な結論を出して、仕事を前に進めなければならないのが彼らの仕事になった。

 福島原発の事故が起こるまでは、プールで保管、をだらだら続けていても問題はさほど大きくならなかったが、現在では、即処分したい放射能汚染物質が、私たちの生活環境のそばに
 
 「放置」

 まで、されているのである。

 実際、安易に埋めてしまって、そのあと家を建てたら、
 家の土地の下に、安易に埋められた放射性物質がある、といういかんともしがたい事態に。
 (福島で実際にある事例)



 子供の時、まだ小学生のころ、原子核に陽子を打ち込んだら、放射性物質を 安定同位体 に変換できる。 と、思った。
 このぐらいのことは小学生にでも考え付くアイディアなのだが、
 実際の技術としては容易ではない。


 未来の技術が、、、、、


 とかいう前に、現代でも大気中や海洋、あるいは地表面に拡散してしまった物質は

 集める事すらできない。

 という、現実的な事実にきちんと目を向けるべきだろう。



 最初のプランで本当に良いのか?
 埋めてしまってから失敗で、また掘り返して、とか無駄なことが何度も繰り返されるのではないか?


 試しに、まったく無害だが取扱いが難しい物質を、電力会社に10年ぐらい管理できるかどうかを試させてみると良い。

 例えば、リンゴジュース1万トン。 地下に埋めて漏れないように管理できるか?
 このミッションに失敗した電力会社は、職員の給与を一律20%カットして、その分を利用者の電気代として割り引く、みたいなこと。

 給与カットされないように、死ぬ気で管理してみろ、もしかしたらできるかもしれないぞ。


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■制御棒処分、70m以深 国の管理10万年 規制委方針
(朝日新聞デジタル - 09月01日 03:49)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4170724

 原子力規制委員会は31日、原発の廃炉で出る放射性廃棄物のうち、原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)の処分の基本方針を決定した。地震や火山の影響を受けにくい場所で70メートルより深い地中に埋め、電力会社に300〜400年間管理させる。その後は国が引きつぎ、10万年間、掘削を制限する。これで、放射能レベルの高いものから低いものまで放射性廃棄物の処分方針が出そろった。

 原発の廃炉で出る放射性廃棄物は、使用済み核燃料から出る放射能レベルが極めて高い高レベル放射性廃棄物と、L1、原子炉圧力容器の一部などレベルが比較的低い廃棄物(L2)、周辺の配管などレベルが極めて低い廃棄物(L3)に大きく分けられる。

 埋める深さは放射能レベルによって変わる。高レベル放射性廃棄物は地下300メートルより深くに10万年、L2は地下十数メートル、L3は地下数メートルとの処分方針がすでに決まっていたが、L1は議論が続いていた。大手電力会社でつくる電気事業連合会は、国内の原発57基が廃炉になれば、L1だけで約8千トンの廃棄物が出ると試算している。

 規制委はL1について、コンクリートなどで覆って70メートルより深い岩盤内に少なくとも10万年間は埋める必要があると結論づけた。電力会社が管理する期間については「数万年とするのは現実的でない」として、300〜400年間とした。その後は、国が立ち入りや掘削がされないように対策を取るとした。

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