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2016年08月15日09:03

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[趣味]終戦のローレライ

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勝手に週刊連載TL「俺の本棚」、第28回。
週刊連載と言いながら書きたい時には書いてるけど。

今回は、福井ヲタなんだから当然今日書くよねっていうこの作品。
福井晴敏の『終戦のローレライ』。


舞台は第二次大戦末期、日本の敗戦がほぼ確実になった頃。
…いや、まあ最初から勝てるわけなかったんだけど。



主人公、大日本帝国海軍の若者・折笠征人は、急遽特命によってドイツから提供された潜水艦《伊507》に乗り込むことになる。
身内の不始末により第一線から外されていた艦長の絹見を始め、クセのある乗組員ばかり集められた《伊507》に与えられた最初の任務は、《伊507》が航路で止むを得ず投棄した特殊兵器の回収だった。
戦局をそれ一つで劇的に変化させるという特殊兵器の正体。
《伊507》に課せられた、本当の目的。

読書家でもある爆笑問題・太田が絶賛し、自身のラジオ番組でひたすら喋りまくっていたという作品。
クライマックスの海戦シーンは、手に汗握るという表現そのもの。

あるキャラクターにたった一文の独白をさせる為に、それこそヘタな小説丸ごと一冊分くらいの廻り道エピソードを詰め込むあたり、やっぱり福井は「長編病」なんだと実感します。


また読み返さなきゃなぁf^_^;
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