昨日は、週末から映画も始まるし、撮りためた「アイカツスターズ!」でも見るか、と見だしたら。
勢い余って前シリーズの【あかりジェネレーション】の最終回2話前と3話前…
スターライトクイーンカップの決勝戦、つまり実質的な最終回まで、遡って、見てしまった。
いや、素晴らしいな、アイカツ!の、あかりジェネレーション。
「自由奔放型の、ひなきちゃん」
「天才肌の、スミレちゃん」
「努力型の、あかりちゃん」
という3人のメインヒロインの決着を、見事に付けたよなぁ。
(更には、この3人の「咬ませ犬」に、ならざるを得ないジュリちゃんの落とし所含めて)
視聴者的には、もう絶対、天才のスミレちゃんが勝つ絵しか、想像出来ない訳ですよ。
あかりジェネレーションは、常にサクセスを続けるスミレちゃんが、1馬身リードして、話を引っ張ってきた訳だから。
スミレちゃんが、誰も決めた事のない、スペシャルアピールという大技を狙い、失敗してステージ上で転倒した時は、「やられた!この手があったか」と思ったけど。
あれ、劇中人物の一部には、「無理してスペシャルアピールに挑まなくても優勝出来たのに」みたいに言われてたけど、そうじゃないんだよね。
スミレちゃんの前に出演した、ひなきちゃんが、自由奔放に暴れ回った結果、「スペシャルアピール一歩手前」の大技を決める。
シリーズ中、常にスミレちゃん、あかりちゃんの後塵を拝してきた、ひなきちゃんがですよ!
さらに後には、成長著しい、あかりちゃんが控えている。
スミレちゃんがスペシャルアピールに挑んで失敗したのは、「天才の余裕」ではなく、「スペシャルアピールを決めないと、ひなきちゃんと、あかりちゃんに負ける!」という必死さ、だったんだよね。
それを、親友であり、ライバルである、あかりちゃんは、わかっていた。
ステージ失敗後、順位発表で、もう優勝を狙えない事がわかっても、テレビカメラの前では平静を装っていたスミレちゃんが、ステージ裏の廊下で、初めて、表情を崩す。
ここで、次に出演する、あかりちゃんと鉢合わせし。
そっ、と涙を拭うスミレちゃんに、あかりちゃんが、かけた言葉が。
「やり切ってくる。私も」
そう、スミレちゃんが「天才の余裕」なんかではなく、必死で全力を尽くした事を、あかりちゃんは、わかっていた。
その後、すれ違う時に、あかりちゃんが視線を合わさずに、スミレちゃんの手を一瞬、握るのが素晴らしい。
その後、あかりちゃんが、「最初のオーディションも、ここだったな…」とひとりごち、初登場のシーンを回想するのといい。
自分のアイカツカードに、「私の味方、よろしくね」とキスするのといい。
(男女交際のイメージ排除したアイカツ世界では珍しく、あかりちゃんはカードを作った男性デザイナー瀬名さんと、ちょっとイイ感じになっている。そこから深読み出来るシーン)
この回は、名場面が続出!
まさに実質的な最終回!
この後、あかりちゃんは、スペシャルアピールを決めて優勝するんださけど。
本人は、全く出すことを意識して、出したんじゃないんだよね。ステージで全力を出したら、出来ちゃったんだよね。
この辺りの描写も素晴らしい。
この後の表彰式の挨拶、ひなきちゃんが、「おつかー!2位になったのは、凄く悔しいぜ!」と、泣き笑いしながら言うのが、この子の「おつかー!」「〜ぜ!」という口癖は、このシーンの為に設定されたのではないか、と思うほど素晴らしい。
この「アイカツ!あかりジェネレーション」と「プリンセスプリキュア」が同時に放送されてた2015年て熱いよな!女児アニメ界は!
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