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2016年08月10日21:05

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おれの感想 ビルマの竪琴

竹内好や梅棹忠夫の批判は直接全部見たわけ
ではない。が、市川崑にしても反戦を軸にし
ていると言ってる。
おれの子供の時に見た印象には、反戦なんて
希薄だ。それより純粋行為ちゅうか自分に得
にならない事をやる水島に憧憬し泣いた。友
達もそうだった。戦争はいかん、なんて言う
ヤツはいなかった。右だという批判があった
というおれの記憶はそこにベースがあり、感
傷的で内向きでナショナリスティックな感じ
さえあった。反戦より同胞意識だ。

今回最初あらすじを読んで、思い出しやっぱ
涙が出た。『黒いオルフェ』よりはるかに覚
えていた。で、色んな事を知るにつれホント
変わってしまった。
引用した人たちは批判も理解するが最終的に
は認めている。『文学としてみると、やはり
竹山道雄「ビルマの竪琴」は不朽の名作であ
ると考えている』。文学とはなんぞや、のお
れ答えは、難しくて退屈なもの。ビルマの竪
琴は小学生のおれでも引きこまれた。だから
読み物と書いた。竹山道雄って東大の先生だ
ったそうだ。その肩書が文学にしたんだろ。
『日本兵と敵兵が共通の歌を歌うことによっ
て、戦闘が回避されると言うシチュエーショ
ン』を東大教授が思いつく。売れ線のにおい
プンプンやないか。

児童文学の人たち、世間でよく言う『子供に
嘘教えるな』を一言も言わん。
thinkpod氏が被験者という言葉を使ったのに
はビックリしたが、その反応に誇張はないと
思った。ミャンマーで出版、上映がないのは
あったりまえだろ。よく文句を言わんよ。生
地屋は知っていた。おれが事前に知識を持っ
てたら質問できたな。


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