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2016年08月04日13:37

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鈴鹿8耐で骨休み…?

07/30(土)のこと。
会社での勤務は日勤の初日だった。
朝からいつもの業務に勤しんでいたのだが、ちょいと、いや結構に痛い目に遭ってしまった。
工場内の設備なのだが、後夜勤の前任者による出鱈目な後始末によって形成された突起物に、私は頭を Hard Hit させてしまったのだ。
作業用の Helmet を正しく着用していたから良かった。
Helmet を被っていなかったらば頭蓋骨陥没の勢いの Hard Hit だったと思う。
そんな勢いの Hard Hit で、軽い脳震盪を喰らってしまったわさ。
いつもならば2時間ちょっとで仕込み作業を終えて自動運転開始になる作業なのだが、首は痛いわ、頭はくらくらするわで、ほぼ午前中いっぱいも掛かってしまった。
まるで Bike で Highside(という痛ぁ〜い転倒)で頭を打ったような、あの感覚…。
あぁ〜、気持ち悪い…。
猛烈に汗をかく作業なので水分補給したのだが、Toilet でコレを吐いてしまう。
アカン…。
そんな訳で、この日はお昼で早退させてもらった。
あぁ〜、首が痛い…。
翌日も「無理をするな」との事で、大事をとって休ませてもらうことにした。
そんなこんなの突発で休暇となった 07/31(日)のこと。
そうそう、鈴鹿では8時間耐久 Road Race の Final(決勝)だった。
自宅で安静ついでにコレを TV 観戦しましょうぞ。
 

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11:00 から BS12 で生中継番組が始まった。
 

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日本で開催される最大級の Road Race が鈴鹿8耐。
日本での Race とあらば、Whisky も Japanese で楽しみながら観戦しようぞ! 
NIKKA 、MARS 、Ichiro’s Malt といった Japanese Malt の数々に加え、あの Cherry EX も…。
お気に入りの素晴らしい Whisky が我が家でも Starting Grid に並んだ。
さぁ〜、こっちも Start 準備万端だぜい。
 

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Race はまだ始まっていないが、先ずは Beer で私は Sighting Lap を周回するのだ。
くぁ〜〜っ! 
昼 Beer って、たまらんなぁ〜。
おぉ! 
生中継では #5 F.C.C. TSR Honda が紹介されているぞ。
頑張れよ、TSR !! 
 

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次の Beer で Formation Lap も周回し、私も Race 観戦の体制が整う。
おぉ! 
ノブちゃんではないか! 
我が群馬出身の「青木3兄弟」の長男、青木宣篤選手だ。
今年も #32 Moto Map SUPPLY の GSX-R1000 で戦う。
期待してるぞ。
ノブちゃんも頑張れ !! 
 

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定刻どおり、11:30 に Final Race は始まった。
素晴らしい Start を決めてくれたのが #17 Team KAGAYAMA GSX-R1000 の清成君。
優勝候補の #21 YAMAHA FACTORY R.T. を従えての激走が頼もしかった。
コレに #12 YOSHIMURA の GSX-R1000 、#87 Team GREEN の ZX-10R 、#5 TSR の CBR1000RR 、#104 TOHO Racing の CBR1000RR が Top 集団を作る。
 

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1周目の Chicane で #5 TSR は2番手に浮上! 
よっしゃ〜っ、行け行けぇーっ! 

しかし、Race は序盤から大荒れの展開に…。
1st. Stint から転倒する車両が続出する。
Top 争いをしていた #5 TSR の CBR は6周目に2輪専用 Chicane で転倒し、Pit In を余儀なくされてしまった。
派手に壊れた青い CBR は Pit Crew の懸命な修復作業により何と20分で Course 復帰を果たすも、序盤で大きく順位を落としてしまう。
この 1st. Stint だけで20台以上が転倒したか…。

そんなごたごたの展開の中、相変わらず Slow Starter の巧君が怒涛の Firstest Lap を連発で Top Gr. に追い着き、#634 HARC-PRO. の CBR は2番手に浮上。
そう易々と #21 YAMAHA FACTORY R.T. の YZF-R1 を逃してはいけない! 

だが、波乱は続く。
序盤は Top を快走した #17 Team KAGAYAMA が、Rider 交代で Pit In したらば Rear Stand Hook の不具合で Tire 交換に手間取り、まさかの Long Stop で大きく順位を落とすはめに…。
2番手に浮上した #634 HARC-PRO. は(厄病神の)N. Hayden が走行中に何と Engine が止まってしまうという Machine Trouble に…。
#634 HARC-PRO. の CBR は Pit まで戻ったものの、その原因に致命傷が見つかり、無念の Retire に追い込まれてしまった。
’02年の鈴鹿8耐では2位表彰台に上った #104 TOHO Racing の CBR も転倒し、順位を大きく下げてしまう。
おいおい、何てこった !? 
上位から Honda 勢は全滅に至ってしまったではないか…。

この鈴鹿8耐で唯一、Bike Maker の Factory Team 体制で出走した #21 YAMAHA FACTORY R.T. の YZF-R1 は、全く危な気なく、しかも圧倒的な Speed で周回を重ね、Top を独走を維持し続けた。
その Factory Machine の速さは驚異的で、多くの Team を次々と周回遅れにしていく。
Race が始まって4時間30分の 16:00 頃、4位争いを展開する Bike たちをあっさりかわし、その4位以下をこの時点で「3周遅れ」にしてしまったのだから、もう手の付けられない速さだった。
 

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序盤から 3rd. Stint は転倒車両が続出の荒れた展開だったが、どれも Race の進行に影響を及ぼすような Crash には至らず、S.C.(Safety Car)は一度も Course In しなかった。
昨年の Final では6度も S.C. が介入するという荒れに荒れまくった大会だったからね〜。
4th. Stint あたりから落ち着いた展開になったものの、Race は残り2時間を切ったあたりから転倒する Rider が増え始めた。
今年は予選の段階から Tire の使用数が制限され、前後で 20set しか使えない。
場合によっては予選で使った Used(中古)Tire を決勝 Race で使わなければならない。
最高気温は 34℃ を超え、路面温度は 60℃ 近くに達した過酷な耐久 Race だった。
炎天下で熱風をあびながら全身運動で疾走する Rider の体力消耗は想像を絶する。
One Stint(およそ1時間)の走行で体重は 2kg も減ってしまうんだとか… !? 
Race は残り2時間を切った頃、Rider の疲れも Peak に達したであろう。
 

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時刻は 18:40 、鈴鹿8耐の名物で Light On Sign が標された。
…と言っても、今年は 11:30 の Start の時点で全車 Light On 走行している。
そう、今年から Regulation が大きく変わったのだ。
しかも Head Light は鈴鹿8耐ならではの「片目」だけは NG となり「両目」が義務付けられた。

鈴鹿8耐が世界選手権であるのは周知のとおり。
世界を転戦する W.E.C.(World Endurance Championship)の日本大会が鈴鹿で開催され、鈴鹿では8時間で決勝 Race が行われる。
Le Man や Bol d’or では24時間で決勝 Race が行われ、夜間も Racing Speed で走り続けるので Head Light は「両目」の2灯式だった。
一方、鈴鹿は 19:30 で終わるに加え、Course 上では照明も完備とあって Head Light は「片目」の1灯式が主流だった。
しかし、コレが世界選手権の全戦で「同じ仕様」に統一化され、前照灯は2灯、後尾灯は3灯、しかも Course 上では常に点灯させるという規定になった。

この #32 Moto Map SUPPLY の GSX-R は真ん中に2灯という Head Light だった。
超大御所たちを相手に5番手と大健闘の #32 Moto Map SUPPLY なのだが、驚いたことに、その Wheel Size は 17inc. を選んだ唯一の Team だったのだ。
一般市販車には存在しない、Race 専用の直径 16.5inc. Wheel を使えるのは今年まで…。
来年の ’17年からは 17inc. Wheel が義務付けられる。
そこで #32 Moto Map SUPPLY は来年仕様の Tire の先行開発も兼ねて、唯一、猛烈に不利な 17inc. で戦ったのだ。
同じ Maker の Tire を装着するどの Team とも全く Data を共有できず、16.5inc. と比べれば Grip も Life も劣るという 17inc. で奮闘し、何と5番手だぞ !? 
素晴らしい! 
ノブちゃんの Riding も相変わらずで格好良かった。
是非とも、このまま Trouble Free で走りきってほしいぞ! 
 

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Top を独走する #21 YAMAHA FACTORY R.T. の YZF-R1 は、最後の最後まで危な気なく、完璧な Race 運びで他を圧倒して見せた。
前述のとおり、この YZF-R1 だけが唯一で Factory Team の Bike だった。
Bike Maker の Factory Team なのだがら、当然と言えば当然の結果であろう。
湯水のようにお金が使われた、この Factory 仕様の YZF-R1 は TV で観ていても明らかに「違い」が判る。
とても 1000cc Class の Bike とは思えない、猛烈に軽快なヒラヒラ感はまるで 600cc Class のようだった。
でもって Straight では怒涛の Top Speed を誇る。
しかも、あの「Back Torque Canceler」が働いているんだから驚いた。
つまりはコレ、YZF-R1 Base の「Moto GP Machine」仕様! …と言っても過言ではないであろう。
Moto GP Machine には複数の Gyro Sensor と超絶的な ECU Unit が装着され、コレらが Bike の姿勢やら Traction やら何もかもを制御してくれる。
近年の Moto GP Rider 達によるクルクルパ〜な Riding はコレが有ってこそ可能なのだが、どうやらこの YZF-R1 も「そういう仕様」らしい。
その超絶的な ECU Unit だけでも「1,000万円以上」という、湯水のようにお金が使われた Factory 仕様の YZF-R1 なんだから、コレで勝てなかったらば「大変」だわさ…。

#21 YAMAHA FACTORY R.T. の独走で「激しい Top 争い」がほとんど無かったのは残念な展開だった。
けれども、印象的な Scene も多々あった。

最初の Rider 交代ではまさかの Long Stop 、不運は続いて走行中の Front Tire が Puncture で順位を大きく落としてしまった #17 Team KAGAYAMA は凄かった。
Team Owner でもある加賀山選手の Overtake Show がとにかく痛快! 
凄い! …なんて〜もんじゃない。
もう凄い過ぎる怒涛の追い上げで、気が付けばなんと6位まで挽回して見せた。
あぁ〜、あの2つの Trouble さえ無かったらば…。
不運が続いたのは残念だったが、暑い鈴鹿を誰よりも熱く走った #17 Team KAGAYAMA には感動させられた。

#12 YOSHIMURA の瞬殺 Pit Work は凄かったなぁ〜。
あの前輪交換作業は電光石火の素早さでもうもう、びっくり! 
#12 YOSHIMURA だけは毎回12秒という Pit Stop の短さで、見事なまでに Rider を支え続けた姿に私は感動した。
その #12 YOSHIMURA の芳賀ノリと、#87 Team GREEN の L. Haslam とが同じ Stint でやり合ったのは素晴らしい Battle だった。
英国では圧倒的な人気を誇る芳賀ノリと、あのロンちゃんの息子の英国人との激しい Battle に、TV 生中継された英国もかなり盛り上がったことであろう。
新型 GSX-R が待ち遠しいヨシムラだったであろうが、見事に3位表彰台に登って見せた。
素晴らしい。

川崎重工の Factory Team “K.R.T.” ではない、あの「社内 Team の名称」が懐かしい #87 Team GREEN は大健闘で2位に輝いた。
新型の ZX-10R の Straight Speed はとにかく凄かった。
猛烈に Straight が速い! 
けれども #21 YAMAHA FACTORY R.T. の軽快なヒラヒラ感とは「無縁」の、まるで「戦車か?」な切り返しの重さが端から観てても痛い…。
でも、終わってみれば唯一 #21 YAMAHA FACTORY R.T. と同じ周回数で Fnish して見せた。
素晴らしい。

優勝はもちろん、#21 YAMAHA FACTORY R.T. で2連覇を達成。
猛烈に凄い Bike を用意し、GP Rider をも招集して「何が何でも、勝つ!」という意気込みはもちろん、Trouble Free という「運」までも味方にしてしまえば「鬼に金棒」の強さだった。
2輪専用 Chicane が設けられてからの最多周回数は「218周」という新記録も樹立する。
優勝、おめでとう! 

骨休みついでに鈴鹿8耐を TV 観戦で楽しめた。
さて、来年はどんな8時間耐久になるのだろうか? 
来年は CBR も GSX-R も新型が登場するであろうし、Honda に至っては V4 1,000cc という切り札の存在も噂されている。
Tire は我々にとっては身近な 17inc. に戻るし…。
YAMAHA の3連覇なるか? 
それとも…。

来年も熱い Race を期待したいネ。
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