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2016年07月20日11:39

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パンイチ芸人からゴディバまで

そういや、テレビではパンイチ芸人と言われる人々が常に出てる気がする。
直近には「とにかく明るい安村」がいた。
これらは裸芸人というジャンルに属し、調べてみると

井手らっきょ、エスパー伊東、江頭2:50、ダチョウ倶楽部・特に上島竜兵、団長安田(安田大サーカス)、モリマン、たむらけんじ、島木譲二、なかやまきんに君、レイザーラモンHG、ヒッキー北風、インポッシブル、西口プロレス・全員、庄司智春(品川庄司)、伊藤宏樹、アキラ100%、戦艦蓮見。など多数ある。

芸風として、終始裸体である場合と、芸の流れで脱衣するものがある。

しかし裸体と言っても現実問題として性器を露出すると放送および公開できないので、何らかの方法で体の一部を隠しているから、全裸とは言えない。しかし中には目隠しのマーク貼り込みやモザイク等の画像処理によってカメラの前では全裸である場合もある。

ほとんど男性であるが、小さめの衣類を身につけた女性の芸人も一定数いる。
また、同じように裸体を見せる場合においても鍛えられた肉体を見せる場合はある種のスポーツは普通に裸体を見せているモノであるし、そうでなくても大体そんなに厚着していないので体の線が見える場合があっても違和感が無い場合もある。プロレス等格闘技系のコスプレと言うだけで裸を目的としているワケでは無いのかもしれない。

芸人にも肉体美系のジャンルと、それに反するだらしない肉体系の双方がある。
テレビに裸体を晒すコトを芸とする例として、現代芸人の系譜としては「ムキムキマン」が最初(デビュー1977)であるとする説がある。
プロレスとかをネタにした芸はあるが、それより肌露出が多く、かつファン層も多いと思われる相撲タイプの裸芸人はあまり例をみない。
これは多分、ある種のタブーなんだろう。相撲の興業自体に相撲甚句など相撲に付随する芸能が含まれているため、そこに干渉することを避けていると思われる。

しかしテレビ以前からも、裸踊りなどの宴会芸的な芸は落語家などによって行われていた。
無論、実際の宴席で幇間などが行うと共に素人がそれをするコトもあった。
裸体を晒すコトが笑いをとれると言うのは、笑いの本質で安全な意外性に分類されるものだろう。
これは身に寸鉄を帯びず裸体を晒すコトは無防備の状態であり、対峙する人間にとっては安全でかつ一方的優位の状況となり、安堵が笑いをつくる。

かつて江戸末期などに日本を訪れた外国人は日本人が裸体を普通に晒している光景に驚いている。
彼らが目にしたのは、漁労者や港湾労働者であったのだが当時はふんどしすらつけずに働くのは普通のコトであった。こうした水辺の仕事だけでなく百姓仕事や土木工事などでも労働者は男女ともに裸は珍しくなかった。そういうワケで風呂屋も混浴だったわけだ。

そういう…隠されていない状況においては互いに裸体を見ても特に性的にも他の意味でも特に何も感じなかったと思われる。そういう状況下では裸はエロではなかった。
しかし性器は普通には見えないから、勃起した男性器なども含め性行為を行っている状態の性器がわいせつだったのだろう。たしかにこないだの春画展では着衣のまま性器のみ露出している図画が多く、肌を露出すること自体はエロでは無いと当時は認識してたと思われる。

隠されていないものは覗き見ることができず、性的な覗きが犯罪になるのは後の時代で、有名な覗き犯の出歯亀は明治時代の話である。
ちなみに池田亀太郎(35)がやったとされるのは、強姦殺人だった。

しかし当時でもいくら暑くても武士や商人は着衣をはずさなかった。武士などむしろ逆に風呂でも着衣であったぐらいで…これは、着衣と衣類の種類が身分を表すものであったコトと関係している。昔は、身分の差はおおむね知性の差でもあったし、裸で居ることは無知蒙昧、野蛮などとされていたのであった。身分の高い者はアイデンティティとして着衣している必要があったワケだ。

ただ、外国人が驚いたというからにはあまり諸外国では見ないのであろう。裸族は当時は結構残っていたと思うが、発見されてなかったか、人として認知されなかった可能性がある。
キリスト教…いや、旧約聖書に相当する教典を持つと言うことならば、ユダヤ教やイスラム教を含む世界では、それに記述された裸の扱いはある。
しかし、アダムとイブが知恵の実を食べたために羞恥心を持ったとか、ノアが酔って裸で寝てしまった件とか、ダビデが裸踊りをした件とかいろいろあって、聖書的に裸をどう扱うべきかと言う点が明確でない。

西欧社会が公然の裸を忌避する理由に聖書を持ち出したのは、それ以前にあった家父長制などの維持に都合の良い要素を並べたに過ぎない気はしてる。裸に限ったコトでは無いが。

ともあれ西欧社会では、裸を晒すコトは下品な行動であるとされていた。
英語では、さきの出歯亀のコトをピーピング・トムと言う。それは知ってたがこれはゴダイヴァ夫人が全裸で馬に乗った事件に関するものだという。

英米で広く信じられている漠然とした伝説は、領民に対して情けぶかい夫人が、理不尽な夫に難癖をいわれて素裸で長髪をなびかせ馬に乗って町内を横断する羽目になり、町人は夫人に恩義を感じて目をそむけ野次馬を差し控えたのだが、ただ一人、トムという男が盗み見たため、以来、ピーピング・トムといえば覗き見をする人間の代名詞となった(byWiki)

ただし、話はすべて伝説であってゴダイヴァ夫人は実在したが、そういうコトをしたという事実はないみたいだ。
で、この伝説のゴダイヴァ夫人が馬に乗ってる姿が、ベルギーのゴディバのチョコレートのマークと社名になってるそうである。


小島よしお結婚にアンガ田中、狩野英孝ら祝福
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=4101040
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