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2016年07月15日10:08

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「12Rooms 12Artists」

美術館の中に12の部屋をつくり、12人のアーティストの作品を並べるという企画展。展示作品は、すべてUBSという、アメリカ(合州国)グローバル金融グループの所蔵品。そんな展覧会が、9月4日まで、東京駅丸の内北口構内の東京ステーションギャラリーにおいて、開催されている。
12の部屋に12人のアーティストといっても、その部屋の大きさには、かなり差があり、中でも部屋の大きさと、その展示作品の多さで、他を圧しているのが、アメリカのエド・ルーシェイと、ドイツ生まれで、英国で活動したルシアン・フロイドだ。
前者のエド・ルーシェイは、絵画から版画、写真と、多彩な表現手段を駆使し、一見、いかにもアメリカのポップ・アートっぽいスマートさが、特徴。1950年代から活動を始めた、現代アメリカを代表するアーティストのひとりというが、活動歴の長さとその高い評価に反比例して、日本での個展開催は、まだ2、3回という少なさという。私も彼の作品をこれだけまとめて観たのは、これが初めてのこと。
他方、ルシアン・フロイドは、異様に細密に書き込まれた肖像画が、その作品のほとんど。油彩画も多いというが、本展の展示物の大半は、版画作品だ。それぞれの顔からは、生きる喜びというよりは、人生の苦悩がにじみ出る。
また、12人の内、2人が日本人アーティストで、写真家の荒木経惟と、写真とパフォーマンスの小沢剛が選ばれている。
「ラテンアメリカ探訪」に行く途中で寄ったので、あまり時間がなく、上映時間が30分以上ある陳界仁のビデオ作品を、最後まで観られなかったことが、残念。



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