西吾妻山は福島県と山形県境に連なる吾妻連峰の最高峰。標高は２０３５ｍ。地味ですが日本百名山の一つです。
月山、蔵王山、磐梯山、八幡平と毎年のように登っている東北の百名山。今回はこの西吾妻山を目指します。理由はゴンドラリフトが使えるし、株主優待で麓のグランデコ東急ホテルに泊まれば便利。
ゴンドラ終点から頂上往復に標準で６時間。下り最終１６時なので時間はタイト。始発の８時半に乗り登山届を出し、歩き出したのが９時。ここはまだ１３６５ｍで、この後７００ｍを登る必要が有ります。
最初はスキー場斜面の登坂を３０分。そして樹林帯に入って枯沢の岩を縫って登ること１時間。途中で目にした西吾妻山は、丸い山容で深い緑に覆われていて、火山警報が出る山とは思えません。
更に急勾配となって樹林帯を１時間。視界が開けると連峰のピーク西大巓１９８２ｍでした。あいにく安達太良山や磐梯山は雲の中。家内連れでもあり時間は予定を２０分過ぎた１１時２０分。ヤバイ！
今から山頂往復２時間に下山２時間２０分を足して１５時４０分。ロープウェイ最終には間に合うものの、休憩時間は無いし急げば怪我も。加えて山頂は樹林に囲まれ視界ゼロと聞き、登頂を断念。
今回はこの西大巓での退却となりました。途中で出会ったのは、天元台からの二人組に、クマタカ撮影の人、テント担いだ縦走の人、大鉈で登山道整備する地元の方々だけの、静かな山旅でした。
下山中に雲の間からスキー場や小野川湖が見えたのは救い。下りゴンドラは乗客も無く係員は手持ち無沙汰。帰路は彼らに教えて貰った中の沢温泉で、庭を望む白濁湯を満喫し、２０時半大子帰着。
梅雨の晴れ間を狙って、百名山登山のついでに、諸橋美術館、五色沼散策をこなした２日間でした。
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