今日はリカンベントで東京工芸大学へ行き、市民講座を聴いてきたのだが…暑かった。(>_<)
いや、まだ真夏の暑さにはほど遠いのだけれど体が慣れて無くて相当に汗をかいた。
会場では端の方に…隣に人がいないところへ座ったが…まあ隣に汗だくの男など居て欲しくないだろうし。
ワシのリカンベントのシートは、木で柵状に作ってあるのでそれなりに風が抜ける。
元々のアルミとプラの板に布のクッションが乗ったモノだった時は背中がうだるようだったから、かなりましではある。木は熱がこもらないし、汗を吸わないので快適である。
また今日は、行き帰りの時間を含めて4時間ほどわんこに留守番をさせた。
これまでも2時間くらいは試しているが日中留守にできないのでは不便でしょうがない。
帰ってきたら玄関で待っててどつかれた。「ひ〜ん」(>_<)とか言ってる。
ざっと室内を見たが、特に悪いことはしてないようだ。
出かけるときは、気付いておらず玄関にも来ていなかった。部屋でそのまま寝ていたと思われる。
しかしいつまでも部屋に戻ってこないので家中探索して、そんで出かけたと結論し玄関を見張ってたのだろう。
シャワーを浴びてしばらくしてたら、少量の胃液を吐いた。そろそろ腹の減る時間帯ではあるが普段はそんなコトは無いので、多分不安で眠れなかったのであろう。ごめんね。
胃液を吐くのはときどき朝方にあって、空腹時間が長いとおきるようだ。寝ていれば問題無いのだが、我々が夜更かししているとわんこも寝られず空腹になるようだ。
そのため、遅くまで起きている時は深夜に少しだけエサを与える。毎日に近いが…
昼も同じ現象が起きるのであれば出がけに少量のエサを与えるコトも考えよう。
先代は、朝のエサから夕方のエサまでの間ならあきらめて待ってくれたので、そこらへんまで徐々にならして行くことにする。とは言え留守番させるのはめったに無いんだが…
さて。今回の講座のネタは「多様なマンガの世界」である。
全4回だったのだが、何かと用事があって2回しか行けなかった。
行けたのは2回目のデジタルマンガについてと4回目の地域マンガについてである。
まずはデジタルの方。それぞれ二部構成になっている。当日日記にしなかったのでついでにココへ書くことに。w
前半ではデジタル技術のマンガへの応用で、紙にインクで描くところから、スキャナーで線画を読み取り、フォトショップなどの画像編集ソフトを用いて効果やスクリーントーン処理、色つけなどを行う手順、そしてペンタブレットなどを用いてPC画面上で最初から作成する方法、また写真加工で画面を取り込む方法などの紹介。
ちなみに最初にPC上で処理された最初の漫画は寺沢武一の黒騎士バットだそうだ。PC8801。
かなりドットが粗い。当時としても商業品質に届いていなかったが、デジタルで作るコトに意味を見いだした作品であった。
また、急速に普及していった理由のひとつにスクリーントーンを買わないですむという点がある。
結構高いモノなのでコストもあるんだが、徹夜で作業していると夜中に在庫切れを起こすことも多々あり、そうすると翌日画材屋が開くまで作業できなくなってしまう。そういう切実な問題があったのだ。
また当然、ハイライトを入れたりちょっとした修正をするときなどデジタルの方が楽のは確かなので、彩色等も含めよく使われるようになっていった。
ただ、ペンにインクをつけて描くという部分は手慣れていることもあって現在でも、その部分は手作業という作家も多い。
後半は、デジタルコンテンツとしての漫画で、携帯やスマホ用の幅のせまい縦流れ画面や、Flashを利用したもの、タブレット用のデジタルエフェクト入りなどの表示ソフトなどの模索、Pixivやニコニコ静画などの発表の場の出現について。
以下、参照サイト。
ふかさくえみ「すこやかペンギン」
http://www.asahi-net.or.jp/~sb9e-fksk/
萱島雄太
http://boiledscope.com/
まがりひろあき
http://shonen-sirius.com/sirius/spcontents/tsukune-chan.html
今日の地域マンガというのは、舞台や内容に地域性を持ったマンガのジャンルだ。
当初ロケーションを明確にしないで始まったマンガがやがてリアルな場所を舞台とするようになったのだが、出版社が東京に集中しているためにプロの漫画家としてやっていく場合、東京に住む必要があった。そのため東京が舞台となるコトが多かったというのであるが…
それがデジタル入稿やオンライン打ち合わせができるようになったため、必ずしも東京に住む必要性が無くなったと言う点、そして題材として地方色の強いマンガが読者に受けたという部分がある。
古い時代に描かれたマンガでロケーションがはっきりしているモノもある。
白戸三平のように創作であっても歴史上実在した地域に関係しているものや、水木しげるのカッパの三平は作中に長野の田舎と明記されている。ちなみに悪魔君も奥軽井沢とかいてある。
また、つげ義春の紀行モノも大体の地域が書かれている。
しかし、それらは「そういう雰囲気」と言う点が大事なのであって、その場所に根ざしたとは言えない作品中の位置にある。
そうした中、地域色を特徴の中心に据えたマンガが登場する。
「じゃりんこチエ」や「まんだらやの良太」、「博多っこ純情」「土佐の一本釣り」のように地域の文化や祭り、物産や特徴的な職業などが、地域色の表現としての方言の使用を含めて広がってゆく。
そして前述のデジタル入稿の時代に入ると、更にそうした地域コンテンツが出てくるようになる。
以下はそういう系のまんが家の例。
曽根富美子、高野文子「黄色い本」、津野裕子、こうの史代「この世界の片隅に」、中曽根みいこ「ホテルハイビスカス」
また東日本大震災で一時的に自粛ムードが広がったが、そこから逆にマンガの力で発信しようとする機運もでてきた。
「コミックいわて」は岩手出身の漫画家によるものだが、これは震災直前に発行された1号をのぞき復興関連の話題の多い地域発信型のコミックとなった。吉田戦車とか池野鯉とか。
http://comiciwate.jp/
飛鳥あると「ゴーガイ」はその中から出た単行本だ。
震災関連では、「いちえふ」が有名だが、他に山本おさむ「今日も良い天気」や守村大「新白河原人」なども原発事故や震災に関係している内容を含む。
更に紀行モノとして、四国遍路を描いたしまたけひと「アルキヘンロズカン」がある。
これはつげ義春や谷口ジローの「歩く人」などが先達ではあるが、こういう作者自身の旅を題材としたものもある。
これらのマンガを読んでみようかと思う。何故か手元にKindleもあるし…小さすぎて見えないのが難点だが…
…ううむ。わんこがエサを食わんな。さっきからずっと横で寝てる。安心したようだ。
ログインしてコメントを確認・投稿する