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2016年07月02日18:56

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ラガールカードでそのまま乗れる

「ラガールカードでそのまま乗れる、ラガールカードでそのまま乗れる、カードがそのまま切符です!」

阪急電鉄が「ラガールスルー」を始めたときのCM。

昭和の末頃になると各社が自社きっぷを買えるプリペイドカードを発売していた。
フォト
当時は電子マネーはなかった。

目の前の改札の向こうに乗りたい電車が停まっている。
定期券や回数券でなければ、自動券売機に並んでようやく切符を買えば既に乗りたい電車は出た後…それも3列に並んでいるので座れそうにもない。

長いエスカレーターを3階まで上ると阪急梅田駅。
そこには自動券売機が並び、その自動券売機にも長い列ができていた。
しかし今は自動券売機も減り、自動券売機に並ぶ列も短くなった。
自動券売機だった場所は店舗になった。


ラガールカードの「表」に乗車駅、降車駅、残額を印字するのが画期的だった。
ビジネス利用の時、これらを書き写すと経費精算が楽チンだった。

当時は鉄道ジャーナルなどの投稿には「ラガールカードで入場し、他社線で下車しようとすると改札で弾かれる」といったクレームが出ていた。
しかし大阪市交通局、北大阪急行、阪神も加わった「5者連合」がスルッとKANSAIの原形となる。
阪急3社に阪神と大阪市交通局の連合は、関西大手の他社だけでなく、神姫バスや静岡鉄道も巻き込んだ。
当時の意気込みは「スルッとKANSAIに留まらず、ゆくゆくはスルッとNIPPONに」だった。

しかし、大手私鉄の「ゆ党」と呼ばれる京阪は京橋でJR西日本に連携することから、京阪がJスルーカードが使えないことが影響したともいえる。
京阪はPiTaPaよりもICOCA寄りだ。

今の時代は非接触型ICカード全盛期。
交通系ICカードでは大都市部だけでなく、あいのさと富山鉄道も利用できるようになった。スルッとKANSAIの目指した時代になった。
ラガールカードの残した功績は大きい。


■「スルッとKANSAI」来春販売終了 20年前に誕生
(朝日新聞デジタル - 07月01日 19:55)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4072432
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