思い立って「さらば宇宙戦艦ヤマト」を見る。
VHSで(笑)。
一作目で破滅寸前になった地球の「復興」の物語という一面もあったんだね。
子供の頃に見てた時は、まさか「復興」という言葉が、日本にとって重要な意味を持つ21世紀が来るとは思わなかったけど。
しかし今見ると、アッサリ風味だなあ!
若い方に解説しますと「さらば宇宙戦艦ヤマト」は大々ヒットして、もう日本中の人が泣いたんじゃないかという元祖「泣きアニメ」。
その印象が強かったけど、イベントは次々起こるけど、割と淡々と進むからビックリした。
普通、同じシナリオでも、もっと、ネチっこい演出すると思うんだよね。
おれがビックリしたのは、森雪が死ぬ所が、すげぇアッサリ流されてた所。
その前の、デスラーが死ぬ所も。
あれ?もう死ぬの?みたいな。
当時は一大クライマックスみたいに思ってたんだけどなあ。
その反面、バトルというか、コスモタイガー部隊が白色彗星内部に特攻かける辺りから盛り上がった。
空中戦の作画も凄かったな。金田伊功さんがやってんだろうけど。
当時、あのアクション見たらビックリするよね。
とにかくラストの、白色彗星を吹っ飛ばしたら都市惑星が出てきて、都市惑星を吹っ飛ばしたらズォーダー艦が出てきて…という金太郎飴みたいな、「倒しても倒しても倒れない敵」のテンションの高さと、古代くんがズォーダー大帝に「お前には負けない!」みたいに啖呵を切るシーンは燃えた。やっぱ男の子のアニメだね。
しかしヤマトが突っ込んでくるまで、ズォーダー艦は何もしなかったのだろうか。すげぇ気になるよ。
そしてこのアニメは、日本最初の「死ぬ死ぬ詐欺アニメ」になってしまうのであった。この世界線で、ひとり生き残った島くんの話とか見たかった気もする。
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