子供の時に戦争に巻き込まれ(まだしも成人ならば無関係とまでは言わないので)、戦後の復興のなかで日本のすべてが登り坂に。
あの「普通預金の利息が3〜5%」という(信じられるか?!)の時代の中、輸出が好調すぎて国中すべてに恩恵が行き渡り、身体的には大変だったが「考えずに働くだけで資産が残る」を味わい。
やっていた個人商店は夜七時でおしまい。必ず「巨人戦を見ながらビールを一杯」やれて。
だから「フツーにしてれば間違ェ無ぇんだよぉ!」が口癖で、なにか有れば「今時の者はなってない」と言い、免許に守られた酒屋という職業を、なかば公務員のようにまで信じ切って。
そして小泉純一郎のやらかした規制緩和ですべて失っても、「俺には責任は無ぇ」でそっぽを向いて、何も売れなくなった酒屋をやりきって死んだ。
おかげさまで完全な懐疑主義者になったよ。
俺には父親が羨ましい。
あんなふうに、世の中を信じ切って生きていられたらシアワセだったろうなあ。
人を作るのは「時代」だ。
自分の努力はほとんど関係ないや。
カラクリを疑いだせば、懐疑主義者にしかなれない。
そうならずに生き切れたことには羨望を感じるな。
息子200人の本音「親父のここにはかなわない」TOP10
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=29&from=diary&id=4062736
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