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2016年06月16日22:29

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弱肉強食の覇権争い

生臭そうなタイトルだが人間界の話ではなく生物界の話。

何かで知った話なのだが、ある人がおそらく定年後の楽しみにと、美しい花を庭に植えて楽しもうと思い立ち、いろいろな草花を庭に植えたという。美しい花だから他の花と争うことなく平和に植えられたところにだけ生えて育つかと思っていたところ、どの花も周りの花が生えている場所を侵略しようと熾烈な戦いをするのに呆れ果てたとのこと。その草花愛好家がその後その庭をどうしたかは知らない。

さて、手入れの悪い我が家の庭はまさに草花の戦場。生命力の強いものだけが生き残り我が世を謳歌している。

我が家の庭に生える草花たち

1.庭の覇権を争っている草花たち
○三つ葉 もともとスーパーで買ってきた根三つ葉を何度か庭に植えたものが野生化し庭に定着した。若い葉は料理に使えるので放たらかしておいたら群生してしまった。春他の草花に先んじて大きくなるためなのか、生命力が強いせいなのか、一大勢力となり庭の広い部分を占有にしている。
○青じそ どこからか種が飛んできたのかいつの間にか自生し庭のかなりの部分を占拠している。最近先に葉を茂らせる三つ葉に押され気味。
○ゴマノハグサ 我が家の庭の土は関東ローム層で、粘土質なのに軒下など水分が少なく乾燥するところでは粉状になってしまう。丈夫だというのでグランドカバー用に知人からもらって植えたが、意外と乾燥に弱く、生えてほしい軒下ではなく周りの条件の良いところを侵略し始めた。他の草花に絡むと雑然とするので今では雑草扱いでどんどん抜いている。
○スミレ(タチツボスミレ) 数年前からつづじの下など日の当たらないところに数株生えていたのが、昨年になって爆発的に増え、今年になってからは三つ葉と庭の覇権を競っている。これも生えてほしくないところに種を飛ばすので所定の場所以外に生えた苗は抜くようにしている。
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○ユキノシタ これもグランドカバー用(こちらは日陰の乾燥地)に貰ってきたもの。椿の根元など日の当たらないところで着実に株を増やしている。日陰でも増えるがやはり日の当たるところが良いのか、生えてほしくないところに進出するのでそれらは抜いている。最近後から入ってきたスミレと壮烈な領地争いをしていて、スミレに押され気味だ(それでもしぶとく自分の領土は死守している)。
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○アップルミント ハーブを育てたがっていた妻が数年前に道端に生えている株から枝を採って地植えしたもの。繁殖力が強く乾燥に強いので軒下など雨水が当たりにくいところに植えて、地下茎と種で増殖する。その繁殖力の強さを警戒しつつ乾燥地のグランドカバー用に重宝している。目的に適わなかったゴマノハグサにとって代わりつつある。
○ノビル 30年ほど昔鶴見川河川敷に生えていたのを持ち帰り地植えしたものがいつの間にか庭中に増えていた。球根が食べられるので適当に間引いている。
○ホウチャクソウ 玄関前の空間が寂しいので植えたところ、数年間でその一帯を制覇し、その後も着実に占有地を増やしている。
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○イタリアンパセリ 妻が植えたところ着実の占有地を増やしている。パセリの仲間だから料理に使えるらしい。

2.一時隆盛を誇ったが今はやや弱体化している草花
○オーニソガラム 妻の話によると、10年以上前どこからか種が飛んできて花をつけていたらしい。可憐な花なので増えると良いなと思っていたという。次第にその数が増え4,5年前爆発的に増えてしまった。庭中に種を飛ばして勢力を伸ばす繁殖力の強さを心配し球根から駆除した。春になるとまだあちらこちらから芽が出てくるが、それでも何とか暴発的増殖を食い止めることができたみたいだ。
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○リュウノヒゲ 一時梅の木の下を中心に群生していた。荒い感じが好きになれず、かなりの株を間引く。スコップで掘り返さなくてはいけないので手間がかかった。

3.大事にされている草花(アジサイ以外は他の草花との競争に負けそう)
○オダマキ 昔田舎の父から送ってきた花の末裔。一時他の草花に負けて消滅しかけたが、種から増やして少し勢力を盛り返している。長年植えていたら紫の花が絶えて白花ばかりなってしまった。昨年紫の花が1株だけ咲いたので種から育てたところ、数株だけ成長したので大事に育てている。
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○アヤメ 昔から庭に植わっているが、一時消滅しかける。周りの雑草を取ったりしたところ少し勢力を盛り返す。ただ、陽当たりが良くないので花があまり付かない。
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○タマスダレ これも昔から庭に植わっていたが、一時ほとんど消滅して1つだけの群落が残る状態だった。株分けをして増やしたところ、種でも増えるようになったのか、あちらこちらに群落ができるようになった。
○スイセン 日本水仙が好きで球根を買ってきたが、植えた場所が半日陰で良くなかったのか花の付きが良くない。今年はもう少し日当たりの良いところに移す予定。後で陽当たりが比較的良い場所に植えたスズラン水仙やフサザキ水仙は群落になって良く咲く。
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○アジサイ 昔は2株しか生えていなかったが、新しい苗を植えたり、挿し芽をしたところ株数が大幅に増えた。小さな1本の挿し芽がとてつもなく大きな株になるので要注意。 
○ワイルドストロベリー 面白半分で植えてみたところ、さすが野イチゴだけあって逞しく株を増やしている。春になると実もつける。
○スズラン 近くに生えるゴマノハグサやアップルミントに押されながら地道に株を広げている(スズランの周りに生えた草花は排除)。
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4.劣勢な草花、消えてしまった草花
○キキョウ 2,3年植え続けたが植えた場所が悪かったためか消えかけていた。2株ほど残っていたので鉢植えにして育てている。今回数株買い足す。
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○ゼラニウム 一時挿し芽などしたら根がついて増えるかと思っていたらいつの間にか枯れてしまい、今は1株のみ残るだけ。今年もう一度挿し芽をしているが、根が付くかどうか。
○ユリ 昔何度か球根を植えたが、手入れが悪い上に場所が悪かったのかいつの間にか絶えてしまった。

4.しぶとい雑草たち
「雑草という名の植物はない」と言われたのは昭和天皇。昭和天皇だからこの言葉が生きるのであって、我々が言うと「雑草の身が何言ってんの」ってなことになりそう。雑草のようにたくましい我が家の草花に本来の雑草たちもタジタジ。かろうじてこんな雑草が頑張っている。
○カタバミ  数年前から庭にちらほら生え出したのが、今年になって勢力を増しつつある。茎が弱くすぐに切れて地下の球根が残るので駆除するのが厄介。
○ドクダミ 見つけるとすぐに引っこ抜くので我が家の庭ではほとんど生息していないが、隣のアパートにある僅かな土地からひそかに侵入の機会を狙っている。
○ショカツサイ(諸葛菜) 花は可愛いがやはり雑草然としているので駆除したところ最近ではめったに生えてこなくなった。

どんな草花が生えているかと書き上げてみたら、さほど広くない庭に多くの草花が生存をかけて覇を競っていることが分かった。

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