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2016年06月09日08:00

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「雨」「拳銃を磨く男」&「密告(たれこみ)」

 …昨日の話し。

 いやいや、まいりました!母親の突然の緊急入院です!!!

 午前中、ビデオでルイス・マイルストン監督の「雨」を観て、京橋フィルムセンターへ。

 午後3時からの伊賀山正光監督の「拳銃を磨く男」と、午後7時の瀬川昌治監督の「密告(たれこみ)」を観て帰宅。

 …さぁ、今日は病院に入院用の支度をして届けなくてはならない。



 ☆「雨」(1932)監督 ルイス・マイルストン 出演 ジョーン・クロフォード、ウォルター・ヒューストン、ウィリアム・ガーガン、ガイ・キビー、ウォルター・キャトレット、ポーラ・ボンディ

 南太平洋の米国領サモアの首都パゴパゴ港に、ホノルルから英国領サモアのアピアに向かう船オルトゥナ号が入港した。船員の一人にコレラの疑いが出て、検疫のため2週間の足止めをすることに…。
 折しもパゴパゴは雨季で、土は泥沼、降りやむのは瞬間で重苦しい雰囲気に包まれていた。
 宿の主人はシカゴからこの島に移り住んだ白人ホーン。乗客には宣教師のデヴィッドソン夫妻、マクフェイル博士夫妻、そしてサディ・トンプソンという怪しげな女性。彼らをめぐりさまざまなドラマが起きる…。


 サマセット・モームの小説「ミス・トンプソン(雨)」原作の舞台劇の映画化。

 テーマは “ 宗教と人間 ” 。宣教師と娼婦という二人を対立させることで、文明社会における宗教の存在の意義を問うています。

 …ウォルター・ヒューストンの偽善の臭いがプンプンする、狂信的とも言える宣教師デヴィッドソンが、良いですねぇ。
 ジョーン・クロフォードの娼婦サディも…。

 それにしても、フカいですねぇ、コワいですねぇ。


 『あんたの神様と私は、縁がないのよ。
  今度会ったら、私は地獄へ行ったと伝えて』



 ☆「拳銃を磨く男」(1959)監督 伊賀山正光 出演 南廣、堀雄二、波島進、梅宮辰夫、岡譲司、斎藤紫香、故里やよい、神田隆

 『「点と線」(1958、小林恒夫)や「ウルトラセブン」のクラタ隊長役でも人気の南廣が、射撃の名手の加下刑事役で主演するアクション・シリーズの第1作。国際偽ドル密売団を摘発すべく、加下は同僚とともに取引場所のナイトクラブを急襲するが、そこには小物しかいなかった。捜査員一同は組織の複雑な全貌に挑む』


 こ、これは、監督の力の無さなのか、演技力の無いダイコン役者たちのせいなのか???
 その、あまりの稚拙な出来に愕然とします!

 …わずか61分の中編映画なのですが、これは当時SP(シスター・ピクチュア)と呼ばれた抱き合わせ映画の一本だったのだろうか。



 ☆「密告(たれこみ)」(1968)監督 瀬川昌治 出演 安藤昇、木村功、岡田英次、高松英郎、安部徹、沢たまき、北林早苗、南廣、常田冨士男、八代万智子

 『刑務所から出所した元相良組の組長・相良は、8年前に自分を警察に密告したのが誰だったかを探り始める。喜劇映画で知られる瀬川昌治だが、アクション映画を多く手がけていた時期もあり、これはその1本。緊迫したタッチのギャング物で、工夫された音の演出に音楽が見事にかみ合う』


 ただ、ただ、安藤昇のすさまじい存在感だけでモッてる映画です!
 やっぱり、ホンモノの持つオーラは凄い!安藤昇、恐るべし。

 瀬川昌治、なかなかヤるじゃないッスか。

   
 


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