…正午まで、アルバイト。
帰りに、三田のスーパー “ オーケー ” で買い物する。
帰宅後、DVDで小林政広監督の「日本の悲劇」を観ました。
☆「日本の悲劇」(2012)監督 小林政広 出演 仲代達矢、北村一輝、寺島しのぶ、大森暁美
余命3ヶ月だと宣言された老人・不二男は、息子の義男に付き添われ古い自宅に帰ってくる。その日は自室の妻・良子の命日だった。
翌日、不二男は自室の扉や窓にクギを打ち、自室に閉じこもってしまう。
妻子にも逃げられ失業中の義男は、父の年金を頼りに生活していたが、父の突然の行動にとまどいながら、扉越しに部屋から出てくるよう必死な説得を続ける。
不二男の脳裏には過去のさまざまな光景が浮かんでは消えていった……。
……2度目の鑑賞です。
2010年に東京都足立区で起きた高齢者所在不明問題をモチーフにした、年金不正受給問題を題材にした作品。
うっかり借りて来ちゃったもんで、「ま、いいや」と再見いたしました。でも、でもね、やっぱり、2度見るのはちょいとシンドいね、この映画。
据えっぱなしのキャメラ、長回しのワンカット、しかも長台詞、そんでもって仲代達矢でしょ、もう、コレは良くも悪くも舞台劇ですね。
仲代達矢演じる老人・不二男は良いにしても、不二男の年金を当てにしている息子の義男の不甲斐無さが、もう少し滲み出てくるような演出が欲しかったかなぁ。
やっぱり、僕らの世代にとっての「日本の悲劇」は、1953年の木下惠介監督の作品なんですよねぇ。
もちろん、当時の日本と現代の日本はまるっきり違う状況なんで、悲劇の中味もまるきり異なるンですけど、それならそれで〈現代の日本〉の悲劇をもっと突っ込んで描いて欲しかったです。
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