料理は生き物

ファミマがいなり寿司概念覆す、「スティック」「トルティーヤ風」に。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=4018730


個人的には、このいなり寿司はありだと思います。

何故なら、料理は生き物というか変化し続けるものだと思うからです。
新しい料理は、失敗か好奇心によって作り出されることが大半です。
その中には、新しい食文化と融合したが故の失敗や好奇心もあります。

小麦粉もカレーもありながら、インド人だけではカレーパンもカレーうどんもできませんでした。
ところが、日本人はそれを作りました。
日本人だけでは、サラダ寿司は出来なかったと思います。
マヨネーズがなかったからという意見もあると思いますが、酢も卵も油もあったわけです。それで言えば、日本人はマヨネーズすら作れなかったのに、欧米人はマヨネーズを作りそれを使って寿司をアレンジしたわけです。
これらのように、材料はありながらその文化だけではできなかった料理が、他文化によって出来ることも多々あります。
もちろん、他文化との接触の中で、今までなかった食材に触れ、新しい料理が生まれる事もあるでしょう。

これらのように料理は生き物と言うか、変化し続けます。
ですから、いなり寿司がこの記事のように変化するのも悪くないと思います。
最後に、このいなり寿司がありかなしかと、それが美味しいかとか一般に受け入れられるか、は別です。