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2016年05月13日00:07

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“アンブッシュ!”任務7:『わなの餌』

 タイトル通り、「おまえら囮になって敵を引きつけろや」ってな状況でして、ブラック職場の極北たる軍隊にあって真っ黒な任務を押しつけられている私どもでございます。

 しかも、敵装甲部隊の進撃路に配置されてしまいまして、そんなもん全滅必至やんけと白目を剥く展開なのですが、いちおうそこは事情を汲んでか司令部は対戦地雷2つとジープ1台をまわしてくれました。

 地図はおなじみマップA。変則的にこのシナリオでは上が南ということになっていまして、ゲーム開始時にわれわれの分隊はマップ右半分へ自由に配置します。当然、敵は左から侵入してくるはずですが、戦車は橋を渡るものと考えて対戦車地雷はその両側に埋めました。地図上の川は小河川扱いなので戦車も渡ることはできるのですが、橋を迂回された場合のことはもう考えても仕方がないので、素直に配置します。
 さらに兵士たちをどこに置くかですが、中央の石造りの建造物はたしかに固いのですが、戦車砲でバカスカ撃たれるとさすがにもたないので、ここは諦めて中央近くの川の手前の森に身をひそませ、さらにその後方には分隊屈指のドライバーである分隊長本人がジープのハンドルを自ら握って後詰を務めます。っていうか、この人は分隊でも屈指の射撃下手なのであまり先頭に立たない方がよかったりします。

フォト

 そんなこんなでばたばたと迎え撃つ準備が終わると、すぐさま敵兵士2名がマップ左上隅に登場し、ひたすら右端を目指して移動していきます。このシナリオでは特別に敵が右端へ突破してしまった場合、突破した兵士のアクティブ化による獲得ポイントの倍の点数を失ってしまうので、なんとしてもこれを阻まなければなりません。
 分隊はやや上端寄りに配置を変更し、平地を突っ切ってくる敵を迎え撃つのですが、これがまたちっとも当たりません。特に部隊屈指の射撃の名手・副隊長のBertは射撃を試みて2回連続で銃を故障させました。故障の確率は5%。2回連続となると0.25%です。それ以外の射撃もまったく当たらず、ようやく命中と思ったら相手が伏せるだけとかで、これでもかというぐらい外しまくります。

 そうこうするうち、さらに敵兵士3名が左端中央に登場し、これもひたすらマップを突っ切って右端を目指してきます。分隊はこのままの位置で両方に対応できるのでそのまま射撃を続けるのですが、相変わらずまるで当たらず。

 このシナリオ、たしかに状況は過酷ですが、いつもこちらから敵の待ち伏せているところへ入っていかなければならない理不尽さをひっくり返して、これまでのシナリオでたまった鬱憤を晴らす絶好の機会を提供してくれているはずなのですが、おもしろいように当たらないのでかえってストレスがたまりまくりです。
 さらに、いよいよ敵はヤクトパンター登場。ここまでで敵兵を何人か倒して側面・背面をとる準備が整っているならともかく、ほとんど無傷のまま押さえこまれた状況で真打登場ですから、もう風をくらって逃げるしかありません。

 しかも、こちらの弾雨をもろともせず前進してきた敵が、ちょっと趣向を変えてパンパンと射撃してみたところ、森に身を潜めていたFredとGilbertがいきなり重傷を負ってしまいました。どもならしまへんがな。
 とにかく、この二人をジープに担ぎこみ、全速力で走って右端から脱出。残りの兵士もどんどん下がっていきます。

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 ドイツ軍はさらにダメ押しでマップ左下隅にも兵士3名が登場し、これも右端を目指します。どうやらドイツ軍はマップ上端・中央・下端と3つに分かれてとにかく右へ突出する目論見のようです。上端の敵に釣られて移動していたら逆サイドを衝かれてこちらには見事に抜けられていたかもしれません。まあ、現状はすでにどこも止められなくて算を乱して逃げているわけですけれども。

 この後、かろうじて射撃を命中させて軽傷にしていた敵兵士のヘクスへヤクトパンターが進んだところ、この不幸な兵士は回避チェックに失敗して味方戦車に轢かれ死亡してしまいました。これが今回の戦闘におけるドイツ軍唯一の損害でした。なんといいますか、まあ、失点はオウンゴールのみってやつですな。
 そして、この戦車は橋を渡ろうとして見事に対戦車地雷で擱座させられめでたく移動不能となりました。しかも、固定砲塔の駆逐戦車なので戦車砲は前方一直線にしか撃てません。実はこのシナリオの戦車はあまり怖くないことが判明してしまいました。
 ちょうどこのタイミングで分隊員がすべて右端よりマップ外に脱出、シナリオは終了となりました。

フォト

 このシナリオの勝利に必要なVPは5ポイント。ポイントもっぱら敵兵士の登場によって獲得し、このシナリオでは特別に脱出されるたびに登場の倍のポイントを失います。ということはつまり、登場させるだけさせて脱出せんうちにこっちはとっととジープで逃げりゃええやんけと思いつつ、それもアレなのでできるだけ抵抗してから逃げるつもりではあったのですが、射撃が当たらなすぎるところへもってきてヤクトパンター登場でプレイヤーが士気阻喪を起こして、だいたいそのような展開になりました。

 ということはこれで勝ちかいと思ってルールブックを読み直してみたところ、「任務はコンディション4においてのみ終了する」という一項がありました。このゲームは時間経過の概念がないのですが、コンディションが進むことによってパラグラフシートが交換され、状況の変化を表現しています。このコンディションが4でなければ任務を終了させられない(=分隊員たちをマップ外へ後退させられない)とすると、まだコンディション2だったので逃げちゃいかんかったのですなあ。ということで、今回は任務失敗といたします。でもまあ、戦死者も出なかったし、まずはなにより。

 敵はランダムに時間差で出てくるので、これを各個撃破できれば勝機はあると思います。タイミング的に厳しくなってもジープで4人だけなら高速で配置転換可能だし、相変わらず射撃がクソでどうしようもなくても、なんとなればジープで轢くという荒技も行使できないではありません。本当に最後の手段ですけれども。

 このシナリオはいずれ折をみてリベンジしてみたいでござんすね。そんなところで。

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