<strong>《旅の理不尽 アジア悶絶編／宮田珠巳》</strong>
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旅の帝王タマキングの原点を知るために、ぜひともこの本を読んでおかなければと、ず〜っと前から思っていたのですが、なかなか購入にいたりませんでした。書店でこの本を手にとって、何食わぬ顔してレジで精算を済ますなんて、そんな大それたことをする勇気がなかったのです。だって、表紙のイラストがあまりにおバカなんですもん。こんな表紙の本をレジにもっていったら、書店の人に�爐�っとあなたもバカなのね�瓩覆鵑道廚錣譴呂靴覆い�と心配で・・・。
でも、とうとう買ってしまいました。書店の人にはたぶん�爐泙燭�バカ仲間がひとり増えた�瓩澆燭い忙廚錣譴討靴泙辰燭海箸任靴腓Α�しかし、こうして一度道を踏み外してしまったら、このさき人生なにが起こったって怖いものなんてないもんネッて感じです。
それにしても、面白い本って、ちゃんとした人の目につくものなんですねぇ。この本も最初は自費出版だったようです。それがたまたまある出版関係者の目に留まり、めでたく文壇デビューとあいなりました。その後、会社勤めを辞めてしまってからの著者のおバカな活躍は、すでに周知のごとくです。
旅の帝王タマキングの原点を知りたい方は、あまりにおバカな表紙の絵に臆してはダメ。清水の舞台から飛び降りたつもりが、実はそこはナイアガラの滝だったくらいの気になって、勇気を振り絞って買って読んでみてください。
べそかきアルルカンの詩的日常
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べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
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