A案は一般の日本人が思うほど日本的とは言えない。
日本の市松と同様のものは、西洋ではチェッカー模様としてやはり伝統的に存在する。
しかし、何故A案が選ばれたのだろう?
日本のサイトには藍色の市松模様が、欧米のサイトにはインディゴブルーのチェッカー模様が、誰でも使えるフリー素材として転がっていそうだ。
言いかえると、世界中にありふれていて、それ故に誰も著作権など持ち得ない、誰からも訴えられる恐れのないものということである。
デザインの出来からすれば、4案の中ではB案が一皮むけていたように思う。ところが選考委員の投票ではB案の得票数はわずか1票で、4案の中で最も少なかった。
つまり、この選考はデザインを選んだのではない。最も問題の起こり得ない、無難さを選んだということでしかない。
しかし、本当にこれで良かったのだろうか?
事前に旧審査員が指摘していた通りの結果!? で「出来レース」の声が頻出 東京五輪エンブレムはA案「組市松紋」に決定
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=85&from=diary&id=3964212
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