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2016年04月24日11:39

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茨城産の香菜

パクチーってのはタイ語で、中国語の普通話(北京語)だと香菜と書いてシャンツァイ。ベトナム語ではラオツァイ。
香港あたりの言葉の広東語では同じ字でイムサイ。ただし、別な字があてられているのを見たことがあるので北京語の文字で上書きされた可能性もある。

前にも書いたコトがあるが、香港で香菜が苦手な人がレストランで「イムサイ・ムゴー:香菜・無乞:香菜を入れるな(欲しくない)」と言っているのに、料理から取り除かれる気配が無く、業を煮やしてボーイを呼びつけて強く言ったら、皿に載った香菜が出てきた。という話があった。っつうかその場にワシも居た。w
つまりコレは外国語の発音の問題で、無乞の「無」が現地の人には聞き取れなかったのだ。
確かに否定するときにつける「ム」はカナにすると日本語と同じなんだけど、違いがあるようだ。無が落ちてしまうと当然、「香菜くれ」になってしまう。w

ともあれ、特別な香りのあるハーブ類は慣れないと美味く感じないが、一旦なじんでしまうとそれが無いと寂しく感じてしまうようだ。
日本でも、セリやウド、三つ葉や春菊、それぞれ独特の香りをもっている香草がある。子供は大体苦手なのだが、慣れて行くに従って好みのモノも増えて行く。
亡母は、そういうのがずっと苦手だった。雑煮に入れた三つ葉も捨ててたし。w
そういう人は許容する味覚の範囲が狭いということで小児的な味覚なのかとも思っていたが、まあ食育的なモノもあろうが体質もあるようで、善し悪しでは無いのだろう。

英語だとコリアンダーだが、どうも日本の市場では乾燥したモノをコリアンダー、生のをパクチー、中華で使うときはシャンツァイ、または日本語読みでコウサイなどと言っているようだ。
或いはイタリアンとかに使う場合はコリアンダーと言ってるのかもしれない。
調べてみると、和名として「コエンドロ」と言うらしいが、およそ聞いたことがない。コリアンダーから来ているか、同一の語源を持ちそうだ。
コエンドロの前には「コスイ」胡荽と言われていたがコレは朝鮮語。今でも韓国で使われている。
というコトは、朝鮮ではその時代から消えることなく使われてきたと言うコトらしい。
日本では一度完全に消えていたと考えるべきだろう。

元々の原産地はエジプトあたりの可能性が…

こないだ、チベット料理のモモを作る会をうちでやってたのだが、生のコリアンダーを入れるから買ってこいと言われて、数軒のスーパーを回ったのだが、割と簡単に見つかった。
うちは都心とは言い難い場所だが普通に香菜というラベルで、商品の袋にはパクチーとも書いてあった。茨城産である。

しかし、置いてなかった店でも「生のコリアンダーある?」で話が通じていたので意外にこの香草は市民権を確立しているようだ。
とは言え、数年前に探した時は都心のオサレなスーパーでないと扱ってなかった。
日本にも多くの外国人が暮らすようになってきているので、こういうモノも普通に手に入るようになってゆくのだろう。
こないだカルディで買ったパクチー味ポテトチップスも日本製だったし。

そういえば、以前普通のスーパーでタイ人とおぼしき人が凄くうれしそうにシシトウを両手につかんでレジに急いでいる姿を見かけたことがある。「ああ、それ違いますよ」と言ってあげたかったけど言葉に自信が持てず…考えてる内に期を逃してしまった…「I's not Hot pepper」でいいのかな…
シシトウには韓国人もだまされるらしい。とは言え本場物を置いても日本人は買わないだろうし…



「青空レストラン」でパクチー、次回予告が公開されパク女ら歓喜。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=3962218
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