昨日の日記「形を見るより根を観たい」では、野村克也さん、島田正吾さん、ジャマナカと言われた山中伸弥さん等々のケースをあげ、一時の失敗、不成功を見るより、長い目で人生を見ることが大切だと教えてくれました。
「人間万事塞翁馬(にんげん・ばんじ・さいおうがうま)」という諺があります。
ある男(塞翁=老翁のこと)が所有していた馬が逃げて行きました。村人が慰めると、「人生何が幸いするか分からん」と言って平然としていました。
何年か経って、その馬が立派な駿馬を連れて帰ってきました。村の人々は「えらい得をしましたね」と羨ましがりますが、男は「人生はよいことばかりではない」と答えました。
間もなく、男の息子が落馬して足が不自由になりました。人は「運が悪い人だ」と噂をしましたが、男は平気なものでした。
やがて戦争になり、村の若者は戦地に駆り出され、ほとんどの者が戦死をしましたが、男の子は足が悪いので、兵役を免れ無事でした。
人生何が起こるかわからない、何が幸せで、何が不幸なのかわからないものだ。
いろいろな出来事や目先の現象にいちいち振り回されるな、という教訓です。
人生を正しく生きる限り、宇宙への絶対の信頼感とお任せの気持ちを持っていれば、必ず人生をいいことのみに導いてくれると思います。
口コミだけで130万部を超える大ベストセラーとなった『ツキを呼ぶ魔法の言葉』の著者、五日市剛さんも、「幸せは、ときどき不幸の姿をしてやってくる。つまり、ツイてない、最悪だ、という状況こそがチャンスの始まりです。その姿に気づき“ありがとう”という感謝の気持ちを持つことだ」と言っています。
一見不幸に見える出来事の中に幸運を咲かせる種子があるということです。昨日の日記で書いた野村克也さん等だけでなく、以下のように、そういう方たちは非常い多いということです。
島津製作所のノーベル賞を受賞した田中耕一さんは、入社試験でソニーを落ちました。もしソニーに入っていたら、果たしてノーベル賞をもらえたでしょうか?
★俳優の中村雅俊さんも、第一志望の東京外国語大学を落ちて、慶応大学に進みましたが、そこで劇団に入り、デビューすることになりました。
もし東京外国語大学に合格していれば、彼の今日はなかったはずです。
★作家の遠藤周作さんは医者を目指し三浪しました。それでも合格することができず、慶応大学に進み、作家になりました。
★ホームラン王になった、王貞治元監督もそうです。高校受験において第一志望は都立隅田川高校でした。この高校には野球部はありません。もし合格していたら、あのホームランを打つことができたでしょうか?
★読売グループの総帥、渡辺恒雄氏は、卒業時に受けた中央公論社の入社試験に落ちました。しかし、今日、中央公論社は読売グループの傘下にあります。
私たち人間の智恵で考えてもどうにもならない問題は一杯あります。だから、こうした時は、「人間万事塞翁馬」の心境で天命を待つという心境が大切なのではないでしょうか?
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