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2016年04月03日06:47

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森嶋伝後記

昨日、長々と小っ恥ずかしい話を載せた訳だが、自分の中では押さえて書いたつもりだ。
もっと真剣に書くと宗教、哲学の世界へ飛んでしまって思いが伝わらないと思った。

透析を告げられ精神的に苦しんでいた時に何がきっかけで開き直れたのか思い出してみた。
何の事は無いとてもシンプルな事だった。
「生きていたい」この一言だった。

死ぬまで人工透析するなんて嫌だ。
だったら透析しなければいいじゃん。
んじゃ、1週間くらいで死ぬで。
まだ、死ぬのやだ。
ほいじゃ、透析受けて生きればいいべ。

全てを受け入れるととんでもなく楽になった。
心の持ち方でこんなに違う物なのかと正直驚いた。
生きていられるのなら。
そう思うと何でも我慢できた。
死が確定しているのに透析を受けて行けば生きていられる。
我慢と言うより生きて行ける事に感謝した。

これから生きて行く上での行動、時間、食事などに制限が生まれた訳だが、
気付かされた後の自分は全ての物に敏感になった。
水の一口に。
食事の一口に。
音楽を聴くと涙が出るし、朝の雀の囀りに高揚する。
生きていられる事に感謝してこれからも可能な限り楽しく生きよう。
楽しめる日記をこれからも書き続けよう。
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