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2016年04月01日20:43

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ジョルジョ・モランディ―展@東京ステーションギャラリー

東京ステーションギャラリーは東京駅の中にある。あの立派な丸の内側の東京駅の建物の北の端っこ。
モランディは理解の難しい画家かもしれない。
見た目の印象や描くモノの特徴をキャンバスの中へ落とし込むと言う部分に派手さはない。
そういう風に観る者…それが素人であろうと絵描きであろうと…に安易に惹きつける要素は排除されている。

しかし…彼がモチーフとする静物の、例えば瓶などの器はそもそも芸術品では無いワケだから、それらが並べてあっても特に感動したりすることは無いワケだ。
何でもないモノを特定の配列に並べると芸術になるというのはあり得るかもしれないが、この場合そういうコトでも無いような気がする。
だがしかし、そういう何でも無いモノが絵として描かれたときには、それを描いたのがモランディでなくても何らかの感動を呼び覚ます。
それが風景であれ人物であれ何らかの作者の意図と共に何かが見え隠れする。
モランディは意図すらも削って、意図と芸術の狭間にある何かを精錬していたのでは無いだろうか。

ほとんど同じモチーフを繰り返し描くと言うコト自体はよく在る話で、モネの睡蓮とか、ゴッホのひまわりとか…その目的は、タッチや光の当たり具合や作者自身の注目点とかいろいろ変えてみる実験的な意味合いがあると思うんだけど、それが極端に現れている例とでもいうか。
同じモチーフ、或いは同じようなモチーフをエッチングや鉛筆画など油絵で無い手法で描いたりもしてる。同じ画材でも表現方法はいろいろだ。
そういう点は実験ともとれるが、そうでないような感じもするのである。

今日は運動不足解消も兼ねてリカンベントで東京駅に向かった。うちの方からだと新青梅街道から新目白通り、内堀通りというほぼ道なりのコースとなる。
往復で39キロ。ほぼ行って帰ってきただけだが帰りは新では無い方の目白通りで目白駅前を通り途中エーグルドゥースでケーキを買って帰る。w ここは割と美味い方。
このコースだと椿山荘の横で坂を登らなければならないが…今日はパンを買う必要が無かったから寄らなかったが、椿山荘下の関口フランスパン店が結構いい。

今日は自転車を鍛冶橋高架下駐輪場においてみた。
東京駅の有楽町側の最初の高架下にある。となりの東京国際フォーラムの地下にもあるが、地上にあるのが楽で良い。2時間以内だったので無料。

東京駅の前から皇居までの間はえらく混んでいた。皇居は乾門の公開が延長されててそんで混んでるらしい。DJポリスが出動する騒ぎである。(-_-)金曜でこうなんだから、明日あさってはどうなるか…
道中、東京の桜はどこもかしこも満開だ。
皇居や壕、土手は言うに及ばず、江戸川公園、学習院や新青梅街道、江古田の近辺や哲学堂公園など見事な満開であった。風が強かったせいもあり桜吹雪もはじまりかけてて明日はともかく日曜まで保つかどうか。



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