男性はどのような女性を好ましいと思うのでしょうか？
男性は若い頃、彼女または妻になり得る女性を選びますが、その頃の基準は大抵容姿（スタイルや顔、つまりルックス）、心から好きなのかどうかは関係なくて、男性のメンツやプライドを保つ事ができるということが重要だという。
しかし、男性が中年を迎えると、女性の美しさは外見ではなく内面にあると考え始め、優しく包容力があり、理解し支えてくれて気遣いのできる謙虚な女性が良いと感じ始めます。
一緒にいて安心できて癒される女性を、仕事で疲れた後の男性は求めているそうです。
しかし現代の女性は、自分のことばかり考えていたり、話し声も男性よりも大きくて騒々しく、おしゃれやブランド物に金をかけ、ご飯を作らず子供の面倒もちゃんと見ない、夫が家事を手伝わないと怒って泣いたり、そんな女性が増えています。そんな女性を妻に迎えてしまった男性はさぞ大変な思いをしていることでしょう。
皆にアキと呼ばれている私の友人はとても幸運な子で、問題のない家庭に生まれ、容姿が良く志も高く、人の事をよく考える上に性格も良かったので、気立ての良いアキは男性にも女性にもとても人気のある子だった。アキは後に、偶然とある大金持ちの男性に出会った。その大金持ちの男性は眉目秀麗で、志が高く情に厚く、品のある男性だった。
２人は熱愛の後、数ヶ月後に結婚した。玉の輿となったアキの事は、まるでリアルのシンデレラを見ている気分だった。
結婚八年目、アキは両方の家族から何らかの原因で夫婦でいることを反対されてしまいました。その後離婚せざるを得なかったアキの後、彼はまた一人の女性を娶りました。
つまり再婚です。
その女性の家庭は可もなく不可もなくといった平々凡々な一般家庭出でした。
とても普通だったその女性はまるで、お手伝いさんのように紅茶を入れて運ぶのが彼女の仕事のようでした。一体何故彼は見目麗しかったアキと離婚してまで、平々凡々な女性と再婚したのでしょうか？これは実際に彼に聞いた話です。
毎日の様にブランド品を夫である彼の金やカードで買い漁り、彼が注意すると醜い言葉で罵り始める。しかしそんなのでも自身の妻だと思い、心を広く寛大に持ち、彼なりにアキを大切にしていた。彼が全て許容し我慢することで、夫婦としての関係を保っていたのだ。
ある日、彼は受け持った仕事に対して大きなプレッシャーを感じ、多大なストレスを抱えていた。気分転換にアキと出かけて、まったり映画でも見に行こう。
そう考えた彼はアキにそう伝えるが、どこに行くかどうかで大分揉めてしまった。
「豪華なところじゃなきゃ嫌」「レストランは態度も料理も良いところじゃなきゃ嫌」「待つところは嫌」などとにかく�犢盖蕕覆箸海蹲瓩�良いと、アキに反対されてしまい、漸く目的地が決まったかと思えば、今度は化粧に数時間もかけて、彼がアキを待つのが当たり前かのような態度で、彼が遅いと言えばアキは躊躇いもせずに「優しくない、最低、この位我慢して耐えなさいよ男でしょ」と、彼を罵った。
彼は言う。
「これでは自分はまるでアキの�猊廰瓩任呂覆�、彼女よりも身分の低い�犹藩竸諭幣せ函豊瓩里茲Δ如�きっと彼女が私のことを対等に見てくれることはなさそうだ。」
ただ一緒に出かけるだけだったはずなのに喧嘩してしまい気がつけばもう夕方、なんて事はざらにあった。
決定打となったのは、彼の両親が「出来るだけ早めに孫の顔が見たい」と言った時。
アキはキッパリ嫌だと言い放った。
子供を生んだらスタイルが崩れる、私の綺麗な容姿が台無しだ、子供なんかに自分の大切な時間を費やしたくない、死んでも子供は生まないと言うのだ。
いくら寛大な彼でも、彼女の身勝手な言い文には、もううんざりしていた。
心が広くても、寛大だといっても、物事には限度というものがあるのだ。
彼の怒りは爆発寸前だった。
そんな時、数年間我慢し耐え続けていた彼の、堪忍袋の緒が切れてしまうきっかけが起きた。ある日珍しくアキが彼の仕事場に電話してきたかと思えば、「仕事帰りついでに低脂肪の牛乳を買ってきてほしい。」と言う。
彼は一日の仕事を終えくたくただったが、牛乳を買いに行くことにした。
車を漸く見つけた駐車場に停めると、お店に入り牛乳を探す、が牛乳が売切れてしまっていることに気がつき、仕方なくもう一軒店を回る事に。
そして何とか牛乳を見つけ買った時、既に7時を過ぎていた。何だか全身にどっと疲れを感じた彼は、帰って休む為に少々急いで帰ることにし、車に乗り込んだ。
彼が家につき、アキに牛乳を渡した時にそれは起きた。
彼女が牛乳を手にとった瞬間怒って叫び出したかと思えば、彼女は手に持っていた牛乳を思い切り彼にブン投げてきたのだ。
こんな事、一体誰が予測できるのだろうか？
それは彼も例外ではなく、いきなり牛乳を体に思いきりぶつけられた彼は思いもよらなかった事態に吃驚していた。
そんな彼の様子などお構いなしに、彼女は聞いていて気分の悪くなるような汚く醜い罵声を口にし、彼を責めだす。
「�狡禹號鱈瓩竜軻�を買えっつったのに、何で�犢盪號鱈瓩竜軻�を買ってきてんのよ、本当にあなたって××ね！今すぐお店戻って牛乳を換えてきなさい。あんたのことを待ってた私は自分の時間を犠牲にしてんのよ、時間ちゃんと見なさいよ今何時だと思ってんの!?これ以上私の時間を無駄にしないでほしいわね！あんたって馬鹿なの脳みそ詰まってないの？」と、彼を罵りだした。
こんな感じで、たった一本の牛乳のことで彼女は30分以上罵り続けた。
彼はもう思考を放棄し、只ぼーっと彼女を眺めてみる。
彼女は自分の腰に手をあて、般若の様に顔を顰め、赤い口紅が綺麗に塗られた唇を歪に歪ませながら口汚く罵声を発する。その様子を拡大して、更に拡大して、拡大して．．．．．．。
ついに彼の堪忍袋の緒が切れてしまった。
「もう我慢の限界だ！一緒に過ごすなんてもうとんでもない、明日君と離婚させてもらう！」と、彼は初めてアキの事を怒鳴った。
いつもなら自分の方が立場が上だという彼のことを見下した態度だった彼女も、今回ばかりはその余裕をなくした。
一瞬彼に何を言われたのか理解できず静止し、理解した途端、顔を顰めて泣き喚き始めた。仕舞いには、「やっぱり私のことなんて愛していなかったのね」なんて言い出す始末。その後、彼女は自身の面子の為にも、自分が今まで喰い尽くしてきた彼のお金を幾らか返して後、素直に彼と離婚するしかなかった。
そんなこんなでアキと離婚できた彼は離婚後、自身の豪邸も、高級車も全て相手にあげて、所有していたものの多くを失いましたが、彼はそうすることでもう一度初めからやり直すことにしたのです。心が軽くなっていくのを彼は確かに感じたそうだ。
離婚から一ヶ月程経ったある日、彼は同僚と一緒にカフェでデザートと紅茶を堪能していた。
少しぼーっとしていた彼はティーカップを倒してしまい、テーブルに紅茶を溢してしまった。
彼はこのことにデジャブを感じていた。
まだアキと結婚していなかったある日、彼女と食事していた時のこと。
彼は同じようにスープを溢してしまい、そんな彼を見たアキは呆れたように、そして彼に対して嫌悪の表情を浮かべていた。
あの時既に彼女の性格は歪んでいたのかもしれない、私が気づかなかっただけで。
そんなことを思い出していると、紅茶を溢してしまった彼の元に、一人のウェイトレスが笑顔で近づいてきた。親切に、丁寧に彼の溢した紅茶の片づけをした彼女は彼が申し訳なさそうにしているのに気づき、「すみません、うちのテーブル少し古くて．．．だからお客様のせいではありません。どうかお気になさらないで下さい。」そう言って、彼を安心させるかのようににっこり笑って笑顔を見せた彼女は、とても平凡な容姿をしているのに、彼の目には今まで出会ったどの女性よりも美しく綺麗な女性に映った。会計後、彼は勢いのまま彼女に電話番号を聞いた。
その時の笑顔の素敵なウェイトレスが現在の妻である。
ある日仕事が終わる前に、妻から電話が来た。
どうやら牛乳を買ってきてほしいらしい。
似たような出来事を昔体験したことのある彼は、何かに不安を感じたのかなんなら外で一緒に食べようかと彼女に提案する。
しかし彼女は彼の予想に反して「でも、あなた仕事で疲れているだろうと思って。家でゆっくり身体を休めてほしかったの。鳥のスープを作ったから、きっと身体も温まると思うわ。」と言う。自分の事を考えてくれているという事に嬉しく感じた彼は、先ほどまでのもやもやとした気持ちはさっぱりなくなり、むしろ心がじんわり暖かくなっていくのを感じていた。
牛乳を買って帰宅すると「お帰りなさい！」と、駐車に時間がかかり帰宅するのが遅くなってしまった彼のことを責めるどころか、とても優しい笑顔で彼の事を労わりながら玄関で迎えてくれた彼女に牛乳を渡すと、彼女は早速その牛乳を使おうとキッチンへ入ろうとするが、それを彼が呼び止めた。
低脂肪と高脂肪の牛乳、君は指定をしなかったけど、どちらでもかまわないのかと、昔アキにこっぴどく罵られ、言われたことを思い出して疑問に思ったことを素直に彼女に聞く。するとどうでしょう。彼女は彼の頬に軽くキスをして、「ありがとう。そんな些細なことは気にしなくていいのよ。あなたが買ってきてくれたものなら、私は大好きよ！」笑顔でそう言いきった彼女。そんな温かくて優しい彼女のことを、どうしようもなく愛しいと彼は感じた。きっとこれから、彼は彼女と共に生涯を幸せに過ごすのだろう。
彼は彼にとってとても素晴らしい女性を妻として迎えることが出来たのです。
男性はどのような女性を好ましく思うのでしょうか？
現代の女性は外見の美しさと身体のスタイルを重視し、美を追求しています。
ですが男性が重視し求めているのは、「ちゃんと考えて想ってくれる」そんな思いやりに溢れた、自分のことを優しく包み込んでくれる女性なのだということを、決して忘れてはいけません。
（画像：Ｙａｈｏｏより）
ログインしてコメントを確認・投稿する