東日本大震災のあったあの日から、今日で5年になりました。
やはり5年目と言うのは節目だからでしょうか、
今年は昨年などより多く、マスコミが東日本大震災を取り上げているような気がします。
あの日どうしていたのか、その後どんな事があったのか、
様々な事を思い出している人も、多いのではないかと思います。
僕はあの日はまだ定年前で現職でした。
その当時の仕事は、地震が起きて以降、ある分野での震災対策の中心になってしまい、
3月一杯、ほとんど休みもなく対策に追われていました。
そして4月に入って、異動になりましたが、
さらに最前線に押し出されてしまった感じで、右往左往の日々が続きました。
仕事の上での混乱は、次第に落ち着きはしましたが、
結果的に、定年までの2年間東日本大震災が頭から離れる事はありませんでした。
2万人近くの方が亡くなり、何十万人の方々の生活を狂わせた東日本大震災ですが、
まだ復興は道半ばです。
特に福島第一原子力発電所の事故による影響で、
復興の道筋すら明確でない地域もあります。
今朝の下野新聞のコラムで、本県出身の評論家柳田邦男さんが紹介した、
原発事故の被害者の心のケアに当たっている精神科医の言葉を引用していました。
「地震は現在を破壊し 津波は過去を破壊し 原発の事故は未来を破壊した」
昨夜の安倍総理の記者会見では、良い事ばかりを羅列していて、
何か心が通わないような感じがしました。
今後どうなるのでしょう?
僕はいつまでもこの復興の進捗を注目していきたいと思います。
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