ひさびさのスワンの強引な新作落語は爆笑ですな。

今年の確定申告も無事終わった。
税金はちょっぴりで済み、還付金はごっそり戻ってくるのでややうれしい〜。
もっとも２年前からの赤字分と減価償却の大きさからそうなっているわけで、
その辺がなくなると・・・・・ちょっと怖い。
経費を増やさなきゃね・・・
（もっともそのときは特措法か法人化を考えるけどね）

今更ながらの２月の最後の日曜。
まずは秋葉原に消防の防火講習を聞きに出向く。
朝９時から夕方5時までみっちり聞く。
なんか内職でもしようか・・・
とも思うも前から２列めであったことと
最後に15分間で15問のテストがある
（しかも11問以上できないと再講習）
とのことで身を入れて聞いたが
大阪千日デパート、ホテルニュージャパン、歌舞伎町の雑居ビルの火災などの映像、分析もあり結構おもしろかったですな。

それにしても秋葉原、ひさびさに降りたけど
むかしの電気街のイメージとだいぶ変わりましたな。
日曜だからなんかメイドとオタッキーがわんさかいて、
これがクールジャパンなのか・・・とも思えた。

で、その講習を終えたら日本橋へ
お茶漬けの永谷園の経営する寄席に出向く。

三遊亭白鳥独演会 "よちよちスワン" ＠ お江戸日本橋亭

今年に入ってから古典落語ばかりだったので
たまには強烈な新作を・・・と思いスワンの落語会へ。
この会最初の一回目以来数年ぶりですが、
結構狭い小屋にパンパンで盛況になりましたな。
「流れの豚次」シリーズや美内すずえ公認「落語の仮面」シリーズのネタおろしも
ここからなようですが今回はどんなものが出てくるか興味津々でした。

開口は弟子のあおもり。
スワンの弟子といえば最初のあひるは前座入りする前にクビになったようだが、
その後のあおもりとぐんまは一応は続いている模様。
この日は師匠からの課題で女子高、豆腐、裏切りをつかっての三題噺だったが、
ものすごく落語の基本ができていないし、ストーリーもちょっとひねりが少ないかな。
まぁ師匠もそこから這い上がって真打だから長い目でみましょうかね。

で、その師匠の一席目はネタおろし。
基本はベッキーネタと暮れにやった立川談春のドラマ「赤めだか」をあわせてようなもの。
（ネタのなかでは「黒めだか」だったけど・・・）
毎度のごとくスワンのネタおろしはかなりラフである。
もっともこのあと何度か高座にかけて客の反応を見ながらそぎ落としたりブラッシュアップしていくのです。
今回の新しい試みは終盤になってこのあとの展開２通りあり客に挙手させ選択するというもの。（その際周りを見ないようにみんな目をつぶる・・・・って小学校の教室か？）
この日は圧倒的にゲスな展開のほうだったのだが、もう一方の展開も見てみたいものだ。
（もっともスワン曰くもう一方の展開はとりあえず作ったようなもんとのこと）

中入り後は二つ目時代に作った「青春残酷物語」
歌舞伎町、貧乏学生、中国人と
スワンらしいこじつけ、強引な力技のようなネタでおもしろかった。

ただ楽屋ネタ、時事ネタがちょっと多いから時間が経つと古くさくなるのが難ですな。
「隅田川母娘」なんか爆笑ものだけど、愛子さまが成人されたら使えなくなるよね。



ー三題噺　　　　　　　　　　　　　三遊亭あおもり
ー人生の選択　ゲスの極み乙女編　　三遊亭白鳥
---中入り---
ー青春残酷物語　　　　　　　　　　三遊亭白鳥