アンプが持てる力量を発揮するようになって、何を聴いているのか。
カートリッジはシェルター7000の出番が多い。
先日5000も導入し、ハーモニー、9000とコンプリートになったのに、なぜ今や古参となった7000なのか。
別に7000がベストとか、最もお気に入り、と声高に言う心算はないのだ。
シェルター4種が揃ったことで、7000の立ち位置が相対的にはっきりしたこと、割とフラットでダイナミックな音質傾向でリード線のテストにも向いているように思えてきたことがある。
それに購入後8年ほど聴いてきて、今となっては「自家薬籠中」度も高い。
どうせなら、針先も使い切ってしまって、本体交換してもいい。
昨年テストによく使ったアキュのAC-5は、高域の切れ味にわずかながら強調を感じるところもあるのだ。
まぁ、そんなこんなで、また7000なのである。
折角の機会なので、シェルター4種の傾向を短評しておこう。
ハーモニー…音楽の器が大きい。パッと聴きには全体が穏やかだが、聴き込めば流石の表現力。
9000…密度と底力で4ケタシリーズの頂点。ロック聴きの私にとってはハーモニーとなんら引けを取らない。というか別のサウンドコンセプト。
7000…9000ほどの重量感、スケール感はないがライラとは違った意味での切れ味に富む。
5000…上位機種ほどの情報量はないがクセが少なく聴きやすい。聴きやすさだけで終わらないのは非凡。私にはハーモニーの弟機に聴こえないこともない。
さて、本題に戻ろう。
シェルター7000にはモスビンさんの定番、STAGE101/Premium�兇如⊆措孫箏髻�虚飾を排した力強くクセの少ない音が得られている。
が、アンプの調整で高域特性がよくなると、ややストロングテイストが表に出てくる気がする。
そこへ、へこさんのLW-8900試聴記だ。
へこさんのレビューを読んでいると、自分も聴きたくなってくる。
ウチには、昨秋作っていただいたLW-8900/Premium�兇�あって、出番を待っている。
ちょっと気になりだした7000の「ビシバシ感」を落ち着かせるにはいい塩梅なのではなかろうか。
このLW-8900は老舗カート/ケーブルの超有名ブランドの8N-OFC材使用で、ヤフオクのモスビンさんの製品ラインナップでは、かなり前から高級リード線の一つとしてお馴染みの一品だ。
アコリバ支持者の私からすれば、PC-TripleC導体と比べたらひと昔前の導体とバッサリ言えなくもないのだが、一定のクオリティさえあれば、あとはカートとの相性、自分との相性だと最近は思っているので「明るく伸びやかPC-TripleC」と「質実剛健STAGE101シリーズ」の二本柱で解決しない場合の導体には門戸を開いておきたいのだ。
電源ケーブル、ラインケーブルはアコリバの単線PC-TripleCで絶大な信頼を寄せているが、リード線の導体としてはそこまでの一本かぶりというわけにはいかない。
さて、このLW-8900はカートリッジブランドで想像される通り、柔らかさと厚み（と色気？）が持ち味で、かなり以前に訳もわからずEVO.�気離魯鵐世悩遒辰討い燭世い燭�、これだと音質的に「柔導体＋柔ハンダ」になってしまった。
今回は、私がニュートラルと信頼する、Premium�兇離魯鵐世任△襦�
これでダメなら、私はきっとこの導体と相性が悪いのだろう。
さて、音はどうか。
長くなってきたので一旦切って、次回へ続きます。
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