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2016年02月20日17:03

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若年者の学習の機会


 学校に行けば良い。

 のは、当たり前だが、学校で授業に参加しているだけで、十分な学力が得られるかというと、ほとんどの中高生にとってそうではない。

 そのため、学校では宿題を出すわけだが、この宿題の量がかなり多いのも事実。
 量が多いのは、学力養成のため必要だから、と考えればその通りだが、
 宿題に追われて、学習そのものがおろそかになっている一面はある。

 一方で、家庭の中では リラックスしすぎる、ために宿題が進まなかったりするのは、日常茶飯事。
 学習のスペースが得られるなら、この問題はある程度解消する。

 学習塾などでも、次週のためのスペースを提供しているところは多い。

 とは、いうものの、多くの若年者が、十分に学習できないまあ、という実態は見逃すことのできないポイント。

 学校だけでは十分ではなく、宿題やそれ以上の課題をこなして、やっと学業を修めている、と言えるだろう。そのための、学習空間が現実的に不足しているのは事実である。

 図書館は無料で自習が可能な空間として貴重だが、有料でも喫茶店やファミリーレストランのような場所もある。いや、あったと言えるだろうか、そうしたコーヒーを頼めば一定時間自習していてもよい、という考え方はやや古くなり、一見自習ができそうな店でも、混雑時の自習はお断り、と宣言している店は多い。


 一方で、街中のビルにはテナントの入ってない部屋がおおく存在したりする。

 あるいは、企業などが自社ビルを持っていても、その中の会議室などが使われない日も多いはず。


 そんな、空きスペース、空き時間を、もっと柔軟に若者に提供できるシステムがあればよかろうと思う。
 もちろん、空きスペースを無条件に開放するのは難しい。

 使用者が、適正な使用をしているかどうかは、適宜チェックしなければならないし、万が一の火災などで命を落としたり、けがをしたり、ということがあってはならない。

 そんな、負の側面を考えると、及び腰になるのが実態だろう。


 とは言え、若者の教育は単に教育機関に任せるのではなく、社会全体で子どもを育てていく、という一貫の中にあるのではないかと思う。

 空きスペースの柔軟な運用。これは是非行政機関がまず先頭に立って進めてほしいものだと思う。

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■図書館で自習はダメ? 論争再燃 「居眠りは許されるのに」「一般の利用者の妨げ」
(産経新聞 - 02月20日 15:08)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=3861305

 地域の図書館で自習をするのは是か非か。受験勉強などの場としても使われてきた図書館だが、読書を楽しむ一般の利用者の妨げになるとして、近年は多くで自習のための利用は禁じられている。大阪市立図書館も現在、24館すべてで自習を禁止。しかし、静かな環境を求める受験生らは多く、自習容認を求める声は根強い。こうした中、大阪市天王寺区では自習解禁への動きも浮上。古くて新しい図書館の“自習問題”が再燃している。

 板挟みの苦悩

 「図書館で勉強できへんねん」。天王寺区に住む母親(46)は大学受験を控える長女(18)から、こう相談を受けた。長女は受験勉強のため、休日の午前8時には自転車で30分かけて西区にある市立中央図書館に向かう。しかし午前9時15分の開館前から行列ができ、150の読書席は満席になって座れないことも多い。

 大阪市内には24の市立図書館があるが、持ち込んだ資料だけを使った自習は一律禁止。特に各区の地域図書館は規模が小さいこともあって、取り締まりが厳しいという。母親は「図書館では勉強できるものだと思っていた。館内で居眠りをしている人は許されるのに、学生だけ排除するのは変だ」と訴える。

 図書館での自習を禁じる動きは、昭和45年ごろに始まったとされる。日本図書館協会によると、それまでは自習専用の学習室を併設する図書館が多かったが、「図書館は場所貸しではなく、読書のための場であることが第一の意義だ」として、学習室を廃止する動きが広がったという。

 これに対し、図書館側も苦悩を明かす。中央図書館の担当者は「本来ならば注意すべきだが、勉強の大切さも分かるので目をつぶるときもある」と話す。ただ、一般の利用者から「席がない」との苦情も寄せられ、板挟みの状態だという。

 「満席にならず」

 こうした中、利用者間のトラブルを避けようと、自習用のスペースを復活させる動きも出始めた。

 大阪府河内長野市の市立図書館は平成14年の開館時には自習室を設けなかったが、定期試験前に中高生が殺到して収拾がつかなくなる事態になった。そこで21年から、市内にある各学校の試験日程を確認。利用者増が見込まれる休日を中心に、会議室を自習用に開放して事態の打開を図っている。

 一方、天王寺区は昨年12月から今年1月にかけて平日と休日の約20日間、区内にある市立天王寺図書館の利用実態を調査。その結果、席の利用は最大でも半分ほどで、満席になることは一度もなかったという。

 これを受け、水谷翔太区長は「自習が一般の利用者の方々の妨げにならないことが判明した。一方で受験生の親を中心に自習を認めてほしいという陳情が増えている」とし、今月上旬に開かれた大阪市の区長会議で自習解禁を提言。今後は市全体の問題として議論される可能性も出てきた。

 これに対し、自習自粛の立場をとる日本図書館協会の山本宏義副理事長(72)は「図書館に特定の目的での利用者のためのスペースが必要かというのは、長年抱える難しい課題だ」としている。
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