2006年。内戦の続くコンゴでは、政府の依頼を受けて空港敷設やNGO団体の護衛などを任務とする民間軍事会社が活動していた。主人公ジム・テリアが所属するチームもその一つ。だが、リーダーのコックスが率いる彼らには「裏の仕事」があった。それは、コンゴの鉱物を輸入するヨーロッパ企業からのオファーで、仲介人フェリックスを通じて入ってきたものだった。内容は、ズバリ暗殺。国外への鉱物流出を抑えようとしているコンゴ共和国資源省大臣を始末することだった。現地の赤十字で働くアニーという恋人ができたジムは、このような汚れ仕事に嫌気がさしてきていたが、命令であればやむを得ない。大臣を直接狙撃する役割を振られ、ライフルのスコープを覗くことになる。任務終了後は、官憲に追われるのが必至なため国外に脱出しなくてはならない。それはアニーとの別れを意味する。ジムは狙撃直前、アニーの安全を親友となったフェリックスに託すのだった。
そして8年後。過去を消したジムは再びコンゴで活動していた。国連の人道支援事業チームに入り、井戸を掘る作業員として生きていたのだ。ある時、彼の作業場に3人の武装ゲリラが乱入してきた。スタッフは反政府軍の攻撃かと震えるが、装備からして内戦とは無関係の傭兵であることをジムは見抜いた。狙いは俺の命だ…ジムはとっさに行動し敵を返り討ちにすると、辛くもコンゴを脱出。古巣ロンドンに戻ってくる。俺が命を狙われたのは、あの8年前の暗殺と関係があるのかも知れない。そう考えたジムは、今では軍事会社のトップになっているコックスを訪ねる。コックスは、暗殺のすべてを取り仕切っていたのはフェリックスだったと証言する。フェリックスは、今はバルセロナの会社社長に収まっている。しかも、ジムが愛したアニーを妻にして養子も取る予定らしい。今更、なぜフェリックスが俺を狙うのか?その理由を探るためスペインに飛んだジムだったが……
「ザ・ガンマン」。96時間のモレル監督新作という扱いですが、そんな紹介はダメです。これは…
ショーン・ペン兄貴のプロモーションビデオなんです(笑)
ロゴの出ない〈ヨーロッパコープ〉映画と言えるくらい、まぁスジもありきたりで新鮮さゼロのアクションなんですが、そんな映画で、我らがペン兄貴がハードアクションを魅せてくれるわけですよ。ダンディな兄貴(ザ・インタープリター)もワルな兄貴(ミスティックリバー)も演技派の兄貴(アイアムサム)もいいけれど、俺たちが見たかった兄貴はこの兄貴なんだよ!という感じ。野郎どものアイドル映画なんですよ。しかも脇が、ハビエル・バルデム、マーク・ライランス、イドリス・イェルバみたいな豪華な布陣。「ロンドンヒート」でも主役を張った、頼れるデブなブルドッグ、レイ・ウィンストンがいかにもな役で出てきたら、やはり気分は高揚しますよね。
ってわけで、映画的には魅力ゼロなB級作品ですが、ペン好きには失禁寸前の快作。昨夏飛行機で観ていましたが、やはり劇場だと迫力違います。オススメはしないが観ろ!
でも、しんさんは、刺激受けて筋トレメニューが増えるかも。ご注意を(笑)
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